輸入盤 ケースは新品に交換して発送する予定です なお深みを感じる重要なアルバムだと思います。 当時はDrum'n'Bassは黎明期で、テクノ系なんて雑な括りで扱われ、ハードロック、ヘビメタなどの連中からは、興味の対象にもならない異世界同士の関係だったと思います。そんな中、ケミカル・ブラザーズやプロディジーのような、当時ビッグビーツと呼ばれてロック好きから”テクノも悪くない”という流れが出始めた最中、このアルバムが出て、そして、ADF、Goldieがトリを飾るフジロック1998年へと続きます。 今では何の違和感も無いメンツ同士のコラボかもしれませんが振り返ると当時このアルバムが果たした”融合”は大きなターニングポイントだと思います。本作でトリとなるsoul coughingとroni sizeの一曲はReprazent「New Forms」と時が同じ1997年。Drum'n'Bassが生音と邂逅した名作と同時期の曲として、興味深い作りをしてます。 soul coughingはその後、Optical(なぜかEd Rushは抜き)を招いて1998年に「El Oso」を発表。その流れも納得のDrum'n'Bassを披露しています。その「El Oso」に似たエッセンスを感じられるのがMC Detを招いたRed Snapperの「Making Bones」。 果ては、オリジナル・ラブの田島貴男が Metalheadz;Platinum Beatzの影響を公言した上でティラノサウルスを作ったりしてしまいます。イキって色々書きましたが、ハードなロックとか取っ付きにくくて当時はピンとこなかったけどロニ・サイズとゴールディの2曲は、今でもヤバイっす。マジで。