ライナーなし ディスクに汚れあり クオリティの高い12 インチ・リリースを続ける東京発のレーベルop.disc。ditchやDARTRIIX(Fumiya Tanaka + RADIQ aka Yoshihiro HANNO)のアルバムおよび12インチによってヨーロッパ・北米でも高い評価を得ている当レーベルがレーベルコンピレーションCD第2弾をリリース。 2005年暮れにリリースされたop.disc006 [Hub Solo & Collabo 2004-2005] に続く位置づけとなるこのコンピレーションは、2006年以降から現在に至るまでにop.discからリリースされたソロ&コラボ12インチ・シリーズの各収録曲をフルレングスでまとめたもの。収録アーティストは現在ヨーロッパを中心に精力的なライブを展開するAkiko Kiyama、東京・大阪のシーンでDJとして活躍するyoshiki、昨年op.discより1stアルバムをリリースしたditch、ベルリン在住でDJとして活躍するDen、mule electronicより既に3枚のアルバムをリリースしているdubleeなど。 前半のTr.1〜Tr.6までは各アーティストのソロ・トラック、後半のTr.7〜Tr.12にはコラボレーション・トラックを収録。op.discがここ最近リリースしている作品群はフロアーにフォーカスしたよりフィジカルでミニマルなダンスグルーヴという方向性を強めているが、このコンピレーションも例外ではない。実にクオリティの高いトラックが並ぶ中、特にyoshikiによるドライなユーモア感覚に溢れたTr.2 [travel on short WEST SIDE] や、タイトに鍛え上げられたマシーン・グルーヴが実にファンキーなDenによるTr.6 [lipgross] などのトラックは「フロアー向けのミニマルなダンス・トラック」という既存の枠組みからはみ出すような力強い魅力を放っている。 このレーベル・コンピレーションCDのリリースにともない、11月末には既に毎年恒例となったop.disc showcase hubが開催決定。このコンピレーションに参加した全アーティストが出演を予定している。又、ディスク2にはベルリン在住のop.discクルー、Denがop.disc初期音源を中心にしたDJミックスCDを収録