天保期、少年少女の教養形成過程の研究
高井 浩【著】
河出書房新社(1991/08発売)
サイズ A5判/ページ数 405p/高さ 22X16cm
姉。吉田いと、弟・元次郎。上州桐生の機屋の子ども2人は、江戸の国学者に預けられ、教養・躾を学ぶ。やがて姉が嫁ぎ弟は機屋を継ぐ…。江戸期の子どもの成長過程を、厖大な書簡史料を駆使して刻明に再現、歴史学未踏の領域を拓く瞠目の書。
目次
第1章 吉田いと
(少女期;田村梶子の松声堂;学習内容;青年期;琴、三味線、茶道、華道;針仕事;教諭の依頼;いとの性質、教諭の目標;教諭の仕方、内容、効果;教訓用「折り手本」;教諭本「墨縄」)
第2章 吉田元次郎
(少年期;師匠田村梶子の筆塚;学習内容;入塾師匠谷梅所;入塾当初の状況;梅所の教育観;梅所の手紙;学習の進行;青年期;国学の信仰)
第3章 周囲の人びと
解説 19世紀在郷町桐生の家族と子ども
全体の状態は古本として経年並の傷・汚れなどが見られます。
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