河出文庫
医者見立て江戸の好色
田野辺 富蔵【著】
河出書房新社(1989/01発売)
サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15X11cm
好色、とはいったいどういうことなのであろうか。江戸時代から代々、門外不出で伝わった秘蔵の浮世絵春本のなかで育った著者が、長じて家業の医者を継ぎ、医者の眼で春本を読み直してみた。その結果、これまでの美術史家や文学史家とはちがった新たな発見がなされる。古今東西の性表現と性研究を駆使して、好色の社会的、心理的―つまり人間的発見、見立てを初めて披瀝した快著。
目次
性欲と性感の話
名器の話
浮世絵の話
江戸期の性科学の話
珍具の話
珍薬の話
大きい話
江戸大奥の話
男色の話
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