新作『TENET テネット』からデビュー作『フォロウィング』まで、作家性とメガヒットを両立させる稀有な映画監督の魅力に迫る。 ★論考ノーランから学ぶ★ 【ノーランの要素】 ●大久保清朗「夢の索引、あるいはクリストファー・ノーランの映画的時間――『インセプション』『インターステラー』『ダンケルク』を中心に」 ●町山智浩「ノーランの図書館迷宮のボルヘス」 ●入江哲朗「クリストファー・ノーランとジェームズ・ボンド――ノーラン作品における007シリーズへのオマージュを読み解く」 【ノーランの影響】 ●宇野維正(映画・音楽ジャーナリスト)二一世紀ハリウッドの光と暗闇」 ●戸田信子「映画音響でノーランが見出そうとしている映画の未来」 ●種田陽平「大スクリーンの中の重力と浮遊感」 ●葦見川和哉「ノーランが仕掛ける“音楽”のマジック――ノーラン作品と映画音楽の関係性」 【ノーランの哲学と科学】 ●山崎詩郎「物理学で楽しむ『TENET テネット』の時間」 ●斎藤環「トラウマ・時間・エントロピー」 ●田崎英明「バットマンの暴力批判論? 」 ●大口孝之「クリストファー・ノーランのこだわり――技術面から見たノーランの特徴」 ★作品解題謎解きノーラン★ 『TENETテネット』から逆行! 2020→1998 全作品徹底追跡 大寺眞輔/遠藤京子/松崎健夫/森直人/添野知生/門間雄介/小野寺系/村山章/長谷川町蔵/杉山すぴ豊/SYO/渡邉大輔/照沼健太 【インタビュー】 佐藤信介(映画監督) ──── 映画監督からみたノーラン・マジックのタネ