岩波新書
軍国美談と教科書
中内 敏夫【著】
価格 ¥902(本体¥820)
岩波書店(1988/08発売)
サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
とどろく砲音…で名高い軍神広瀬中佐。死んでもラッパを放さなかった木口小平。爆弾三勇士。軍国の母の鑑とうたわれた「一太郎やあい」の老母…。戦前国定教科書の花形だった軍国美談、その教材としての改廃の裏には、驚くべき事実が隠されていた。軍事教材の歴史をたどりつつ、民衆と戦争、軍部と教育のかかわりについて説き明す。
目次
1 軍事教材の誕生
2 軍国美談と民衆―軍事教材改廃の歴史
(「強い教材」の精神的支柱;美談の改作;戦争の近代化と新しいヒロイズム)
3 軍事教材の転生
(変身する軍事教材;「排日」教材の出現)
4 軍事教材の戦後
(政府・占領軍次元の処理;民間における処理)
各期国定軍事教材一覧
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