火入 八卦(青八角) 桧垣青子作

火入 八卦(青八角) 桧垣青子作


火入(ひいれ)とは煙草盆の中に組み込み、煙草につける火種を入れておく器のことです。
中に灰を入れ、熾した切炭を中央に埋めて、喫煙の際の火種とします。
切炭の埋め方は、火入の灰にあらかじめ炭火を入れて灰を温めてから、炭火を取り出して火箸で灰をならし、その中央に、客が煙草をつかうときに上部が燃えて灰とならないように、切炭を黒い部分を残して熾し、熾きた方を下に黒いほうを上にしてして、煙管で吸い付けやすいよう正面から見てやや斜めに頭が少し出るように埋め、灰押で灰を押さえ、火箸で筋を入れます。
切炭は、表千家と武者小路千家では右に、裏千家は左に傾けます。
灰形は放射状に筋を入れたものが多く用いられますが、流儀、火入により異なるものもあります。
香炉の小振りな物や向付を見立てで使用したのが始まりのようで、煙草盆と火入の組合せは、材質、形状、煙草盆との大きさ、煙草盆の縁の高さと火入の高さ、火入の釉色と煙草盆の塗色などが考慮されます。
銅器や鉄器はふつう用いられず、陶磁器が主に用いられますが、染付・呉須などの磁器には真塗や溜塗など、志野・織部・唐津などの施釉陶には一閑張など、備前・信楽など自然釉陶には木地・焼杉などを合わせます。

八卦(はっか/はっけ)とは…中国の「陰陽思想に基づく言葉」です。
後世につくられた伝説では伏羲の作という。
乾、兌、離、震、巽、坎、艮、坤の8つ。(陰(--)と陽(?)の爻(こう)の組み合わせで得られる8種の形)
易の解説の一つ『説卦伝』には,この八卦が天 (乾) ,地 (坤) をはじめとし種々さまざまな自然人事の現象を象徴していることが述べられている。
この中の2種を組み合わせてできたものが六十四卦で、自然界・人間界のあらゆる事物・性情が象徴される。
つまり:(八卦は、古代 中国から伝わる易における8つの基本図像)
◆天(乾けん)・沢(兌だ)・火(離り)・雷(震しん)・風(巽そん)・水(炊か)・山(艮こん)・地(坤こん)の八つの要素が、自然と人生を支配するものと、古代の中国人は考えました。しばらくしてから、次の字があてられた。

【初代 昭阿弥】
 五条にあった柴田如阿弥に弟子入りし、28歳の時、今熊野の地にて独立して、師より昭阿弥の号を受ける
【2代 高野昭阿弥】
1930年昭和05年 初代昭阿弥創業
1941年昭和16年 京都市に生まれる
1966年昭和41年 京都市立美術大学卒業後
     師 初代昭阿弥の許で仕事を覚える
1980年昭和55年 初代と共に50周年記念展を催す
1993年平成05年 2代目となる
2010年平成22年 現在、東山の黄檗陶匠昭阿弥工房にて制作中
 主に磁器による抹茶、煎茶道具の染付、祥瑞、色絵、交趾などを作る
 黄檗陶匠「工房は京都市東山」


●火入(ひいれ)についてはモバイルの方は商品説明をもっと見る参照
●八卦(はっか/はっけ)とは…中国の「陰陽思想に基づく言葉」です。
後世につくられた伝説では伏羲の作という。
乾、兌、離、震、巽、坎、艮、坤の8つ。(陰(--)と陽(?)の爻(こう)の組み合わせで得られる8種の形)
易の解説の一つ『説卦伝』には,この八卦が天 (乾) ,地 (坤) をはじめとし種々さまざまな自然人事の現象を象徴していることが述べられている。
この中の2種を組み合わせてできたものが六十四卦で、自然界・人間界のあらゆる事物・性情が象徴される。
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サイズ:約直径10.6×高10.4cm
作者:桧垣青子作
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【桧垣青子】(ひがき せいし)
 父 初代桧垣崇楽、雲華焼窯元の祖父・寄神崇白に師事
昭和24年 京都・桂に桧垣宗楽の長女に生
昭和45年 京都市立工業試験場本科卒
昭和47年 師:父の宗楽に師事
昭和60年 初代崇楽夫人が2代目崇楽を継いだのを機に「青子」の号を、伊住政和氏より拝受された。
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箱:木箱
備考:在庫ありの場合(注文日~3日以内の発送可能)