木ネジは仮止めです。
木ネジは仮止めです。
仮ネジを本ネジに取替えました。
長岡鉄男氏の『オーディオ日曜大工 4』に載っていた音場スピーカーを、ボーズの901に合わせるように、ユニット9発使って作ってみました。
詳しくはこちら↓
https://audio-heritage.jp/BOSE/speaker/901.html
何でも木材は、伐採から200年経った頃に硬度が最強になり、それから徐々に軟化していき、1500年経つと伐採時の硬度に戻るそうです。100年以上に住宅が取り壊されるとの噂が流れると、世界中がら大勢のヴァイオリン製作者が駆けつける事も有るようです。今回、裏バッフルに使った24mm厚の檜無垢材は、昭和40年代に建てられた住宅の風呂蓋として使われていたもので、200年とはいかずとも60年は優に経ってます。角欠けなども有りますが、無事な所は確かに固く、叩くといい音がします。他の面は12mm厚の杉無垢材で覆い、内容量は60リットルにもなりました。
全ての12cmウーファーはオンキョーのD‐S7GX等より取り外したW1277A。コーン紙は特殊加工の紙製、センターキャップは布製、エッジはゴム製ですが18本総て劣化の兆候はありません。マグネットは径95m厚さ37mmの超弩級防磁型、インピーダンス3.5Ω、最大入力は25Wです。
接続は3個づつシリーズ接続し、それぞれをパラレル接続して、システムインピーダンスはほぼ4Ωです。
内部配線はオーディオテクニカのOFCケーブルで繋ぎ、ターミナルはデュアルバナナプラグ対応で金メッキ仕上げです。吸音材は2面のみです。
試聴では、ペダルトーンで埋め尽くされているJ.S.バッハのペダル練習曲BWV598(手持のテストCD;トン・コープマン:1734年製ミュラー・オルガン;アムステルダム;最低音36Hz)を、見事なバランスで鳴らしました。この曲は勿論足鍵盤の練習用でもありますが、当時最高のオルガン・コンサルタントでもあったバッハが、すべてのパイプがちゃんと鳴っているかどうかのチェックをするための曲でもあり、スピーカーにとっては、低域に変なピークやディップがないかどうかのテストとしても使える便利な曲です。もちろん変なピークやディップはありません。
本格的試聴では、J.S.バッハの前奏曲とフーガハ短調BWV546(手持の最強テストCD;トン・コープマン:ミュラー製作オルガン1734;最低音32Hz)の最初のCのロングトーンは、かなりの迫力で鳴らしてくれました!前々作の12cm×9個からも、一回りパワーアップしてます。
バッハの最高傑作、前奏曲とフーガハ短調BWV548(手持のテストCD;トン・コープマン:1692年製シュニットガー・オルガン;フローニンゲン:最低音36Hz)の方は、更なる大音量でも、満足いく迫力で鳴らし切りました。
本領発揮はやはりオーケストラ!音場の広がりは見事で、フルトヴェングラーやクレメンス・クラウス等、’50年代のモノラル録音では、特に威力を発揮します。ツィーターはついてませんが、特に必要性は感じません。それでももっとキラキラ感が欲しい方は、同時出品の無指向性ツィーター・システムを使って下さい。
外観は薄めの明るいニス仕上げで概ねキレイです。インシュレーターは厚さ10mm。これを厚くするとバスレフ効果が高まり、薄くすると密閉式に近くなります。見た目は悪くなりますが、上下逆にして台の上に乗せて聴くのがベストでした。
重さ16.8kg、サイズは59×42×43cmです。
発送は2個口になります。東京都、神奈川県、静岡県、山梨県、南信(松本以南)、愛知県三河地域の方は、手渡し&直接お届けの方が安価くなります。
(2024年 12月 25日 22時 41分 追加)
燃費の良いクルマに変えた為、直接お届けを値引きします。1kmあたり20円になります。
(2024年 12月 31日 21時 27分 追加)
写真でもお判りでしょうが、ユニットは各々9個です。