【詳細】
井上雅彦 異形博覧会 怪奇幻想短編集 角川ホラー文庫

平成7年4月5日3版 角川書店発行

劇場の幽霊。屍肉を掘り出す少女。仮面の食人鬼。サーカスの機械人形…。ホラームーヴィーや怪獣映画の洗礼を受けた現代の異色作家による、幻想の見世物天幕。恐怖の怪奇短編集。

収録作品
脱ぎ捨てる場所
エイプリル・グール
潮招く祭
四角い魔術師
よけいなものが
天井桟敷
ロマンチスト
俺たちを消すな!
魔女の巣箱
使者の待つ公園
消防車が遅れて
舞台恐怖症
レッドキングの復讐
シネマハウスで逢おう
残されていた文字
死霊見物
象のいる夜会
傀儡座
カフェ・ド・メトロ
おどろ湯の事件
十月の動物園
とうにハロウィーンを過ぎて
海魔の吼える夜

井上 雅彦
東京生れ。学生時代から文学賞の懸賞金稼ぎを続け、1983年「よけいなものが」の星新一ショートショートコンテスト優秀作受賞をきっかけにデビュー。幾つもの受賞作を収録した短編集『異形博覧会』で注目される。
短篇小説の復権を目指して自ら企画したオリジナル・アンソロジー異形コレクションの監修で、1998年に第19回・日本SF大賞特別賞を受賞。アンソロジストとしても活躍し、海外の異色短篇作家作品の再評価にも努めている。

【状態】
経年劣化により焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、全体的には概ね良好です。