【詳細】
帯付 石黒耀第26回メフィスト賞受賞 死都日本 講談社刊

2003年6月20日5刷 講談社発行 帯付 付属地図完備

西暦20XX年、有史以来初めての、しかし地球誕生以降、幾たびも繰り返されてきた“破局噴火”が日本に襲いかかる。噴火は霧島火山帯で始まり、南九州は壊滅、さらに噴煙は国境を越え北半球を覆う。日本は死の都となってしまうのか? 火山学者をも震撼、熱狂させたメフィスト賞、宮沢賢治賞奨励賞受賞作。

各紙誌絶賛の超弩級クライシスノベル!
「精密予測 うなる専門家」――朝日新聞
「学者たちが舌を巻くリアルな描写」――毎日新聞
「破局を超えて、日本再生の道を示しているところがいい」――AERA

「著者の石黒が、現在も未来もこの大火山列島に住む日本人のすべてに届けと鳴らした警鐘である。まちがいなく本書『死都日本』は、小松左京『日本沈没』(1973年)以来の国民的大災害小説(ディザスター・ノベル)として永く記憶されることになるだろう。」―佳多山大地(文芸評論家)

石黒耀
1954年、広島県生まれ。医師、小説家。阪神淡路大震災に遭遇したことを契機に執筆を開始。地変国日本のあり方を問うた処女作『死都日本』(第26回メフィスト賞受賞作)でデビューし、その科学的根拠に基づいた緻密な構成力と、圧倒的なスケール感で、読者に異例の反響を呼ぶ。他の著書に、『昼は雲の柱』『樹の上の忠臣蔵』(ともに講談社)がある。

【状態】
経年劣化により焼け、シミ、カバーにスレ、傷、フチヨレは御座いますが、概ね良好です。
※帯背表紙に焼けが御座います。