MOLLY TUTTLEモリー・タトル「CROOKED TREE」未開封

ブルーグラス/アメリカーナ・シーン期待の若手アーティストとして注目を集める彼女にとって通算3作目のフル・アルバムとなる本作『CROOKED TREE』。アルバムはナッシュヴィルのOceanway Studioでライヴ録音され、プロデュースはMolly本人とアメリカン・ルーツ・ミュージックの巨星ドブロ/リゾネーター・ギター奏者/プロデューサー、Jerry Douglasが手掛けている。アルバムに収録されている13曲はすべて、彼女が作詞作曲/共作したもので、いずれも祖父、そして父から受け継いできたブルーグラス愛に溢れた作品となっている。 「ブルーグラス・アルバムを作りたくなる日がいつかやってくるとずっと思っていた」本作についてMollyはそう語る。「曲を作り始めたら、すぐに色々浮かんできたの:今までは誰も聴いたことが無いものを作らなきゃという内なるプレッシャーを感じることがあったけど、今回は私の家族に代々受け継がれている音楽を反映した作品を作るのが目的だった。ありのままの自分らしい曲を作ろうとする過程で、そうした曲を作る方法を見つけることができたし、ソングライターとしても成長することができた」

アルバムのレコーディングには、Bronwyn Keith-Hynes (フィドル)、Dominick Leslie (マンドリン)、Shelby Means (ベース)、そしてKyle Tuttle (バンジョー)からなる彼女のバンド、Golden Highwayと共に行われ、プロデュースも手掛けているJerry Douglas(ドブロ)をはじめ、Darol Anger(フィドル)、Ron Block(バンジョー)、Mike Bub(アップライト・ベース)、Jason Carter(フィドル) 、Viktor Krauss(アップライト・ベース)、Todd Philips(アップライト・ベース)、Christian Sedelmyer(フィドル)、さらにハーモニー・ヴォーカルとしてTina Adair、Lindsay LouとMelody Walkterが参加している。

またアルバムには、Gillian Welchをフィーチャーした「Side Saddle」にDan Tyminskiとの「San Francisco Blues」、Old Crow Medicine Showをフィーチャーした「Big Backyard」、Margo Priceとの「Flatland Girl」の他、同年代のミュージシャンとしてこれまでも共演しているSierra HullやBilly Stringsなど新旧のブルーグラス/アメリカーナ・シーンからスペシャルなゲストを招いたコラボレーション・ナンバーも収録されている。

「今度は自分のルーツに戻っている・・・自分にとって最も初期の音楽経験、子供の頃に弾いていたブルーグラスにインスパイアされた曲がここにあるの」 アルバムについてそうコメントするMolly Tuttle。ブルーグラス/アメリカーナの枠を飛び越え、アメリカン・ルーツ・ミュージックのこれからを牽引するアーティストになるであろう彼女による、ブルーグラスの伝統を受け継ぎながら、新たな時代の幕開けを感じさせる意欲作の誕生だ。
アメリカ盤の未開封デッドストックです♪