【詳細】
初版帯付 ウンベルト・エーコ ヌメロ・ゼロ 河出書房新社刊

2016年9月30日初版 河出書房新社発行

イタリアの知の巨人ウンベルト・エーコ。遺された最後の傑作『ヌメロ・ゼロ』
ある新聞のパイロット版、創刊準備号(ヌメロ・ゼロ)を手がけるという名目のもと、「握りつぶされた真実を告発する新聞の創刊」を目指す編集部。しかしその新聞発行の裏には、出資者の利益を考慮した歪んだジャーナリズムの恐ろしい陰謀が隠されていた──嘘と陰謀と歪んだ報道にまみれた現代社会をミステリ・タッチで描く、現代への警鐘の書。

ウンベルト・エーコ
1932年イタリア生まれ。小説家・記号論学者。現代を代表する碩学として幅広い著作を発表。中世の修道院を舞台にした小説『薔薇の名前』は世界5500万部を超えるベストセラー。小説に『フーコーの振り子』『プラハの墓地』など、評論に『記号論』『美の歴史』『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』など。2016年没。

【状態】
経年劣化により多少の焼け、カバーにスレ、傷、ヨレは御座いますが、概ね良好です。