【詳細】
初版 倉阪鬼一郎 鳩が来る家 ホラー小説短編集 光文社文庫
2003年1月20日初版 光文社発行
「船だ……船が復讐に来る」
口癖のように呟き続け、狂死した父。母も後を追うように首を吊った。呪われた嘗羅家最後の生き残り・雄作の元へも“彼ら”はやって来た。一族を根絶に……(表題作)。母が死んだ生家に帰った男を襲う怪異(「骸列車」)。謎の缶詰に隠された恐るべき秘密(「蔵煮」)。研ぎ澄まされた文章が紡ぎ出した、純度120%の恐怖譚十三編!
倉阪鬼一郎
1960年1月28日、三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。三重県立上野高校、早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年、短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は220冊を超える。
【状態】
経年劣化により若干の焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、概ね良好です。
※巻頭から30頁程度角上に若干の折れ跡が御座います。