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RX-7 FD3S用エアポンプをオーバーホールしました。
5型の程度の良い中古品から、細部までオーバーホールしております。
FD好きの友人が多くこれまで50個以上はオーバーホールしたと思います。
国内自動車メーカーの技術者をやっていたので、結構拘って作業しました。
※FDのエアポンプは1種類のみで、全年式共通です。
オーバーホール内容については、全パーツ分解して作業しております。
ベアリングはころ(転動体)やボールまで、一つ一つ丁寧に洗浄し仕上げています。
詳しい内容は下記の通りです。
※使用している画像はエアポンプ本体外観の画像、初めの3枚以外は、
以前撮影したものを活用させて頂いております。
もちろん内部も画像同様に細部まで丁寧にOHしております。
撮影分の工数を価格に反映させて頂き、これまでよりも13,000円お安くしての
ご提供です。
【作業内容】
★ エアポンプを全て分解し各パーツを、錆取り液に浸け置き、錆をほぼ完全に除去。
それでも除去できない場合は、ブラシやペーパーで入念に錆を取り除きます。
錆はエアポンプにとっても大敵でありますが、FDもいいお歳になり、
調子のいいFDのエアポンプでもかなり錆は見られます。
錆は進行しますので、クラッチディスクの固着やプーリーの固着。
しいては面倒なベルト切れを誘発する原因にもなります。
★エアポンプ内や、ベン、スプリング板などに付着したカーボンは、
特殊洗浄剤やブラシで入念に除去。
スプリング板は十分な反発力があり、カーボン棒は力を加え容易には折れない事を確認しています。
ベンとカーボン棒の摩擦抵抗が大きくなり、カーボン棒がすり減っている場合もあります。
カーボン棒がすり減っていると、エアーの気密性が保てなくなり、
本来のエアー排出ができません。
また、カーボン棒自体の強度が弱くなっているものもよく見られます。
これが厄介で、エアポンプ動作中にカーボン棒が折れてしまうと、
エアーの気密性が保てなくなるだけでなく、折れた破片がベアリングやベンの隙間に
挟まってしまうと、回転が停止し、ベルト切れを誘発します。
★エアポンププーリーのベアリング部には耐熱、耐圧性能の高い、SUPER LUBE社製グリスを使用。
エアポンプの寿命にも関わる部分です。高級グリスですが、適量を惜しみなく使用しています。
大抵の場合、ベアリンググリスも汚れ、硬化しているものがほとんどで、
エアポンプ動作時には摩擦抵抗が増え発熱のリスクも高まります。
★エアポンプ内の軸部分には、回転によるグリスの飛散を防止する為、
特殊なコーティングタイプの耐熱グリスを使用。
★ベン、バネ、カーボン棒にも適正なグリス類を選定しコーティングしてあります。
★ エアポンプ本体、プーリー、配管類の塗装には、
超耐熱(常時600度耐熱)性のある高純度アルミニウム塗料(含有率99%以上)を
使用し焼付け処理してあります。
また、耐熱クリアを2コートしてありますので、艷やかな光沢と、
丈夫な被膜を形成しています。
耐熱プライマー2コート → 耐熱塗装2コート → 耐熱クリア2コート → 焼付け
してあります。
コストや手間は更にかかっていますが、商品価格は据え置きにしました。
★クラッチディスクの表面は砥石で面出しをし、ペーパーで傷が見えなくなるまで
番手を上げていきます。
中古品は、クラッチディスク面が、接触する部分、しない部分で、大きな段差ができており、
クラッチの滑りや、異音につながっている事が多いです。
また、外側ディスクには耐熱のブラックを焼付け塗装しています。
★ハーネスコネクタ、端子、ゴム栓は新品を使用。端子圧着部は、
抜けたり切れたりしない様、半田付けしてあります。
また、電気特性の低下や錆が発生しない様に、
接点を保護するコーチェィングを施工。
中古品の多くは、錆があるものや、電線の一部が切れているもの、
端子オスメス嵌合時に接度感がないものが多いです。
これらはエアポンプ自体の作動不具合の原因となります。
★下記項目が問題ない事を確認致しております。
また、当方所有のFDに実際に搭載して実働確認しております。
-主軸にブレやガタツキがない事。
-クラッチの動作、すべり、なき事
-ベン、カーボン棒に亀裂がなく、適度に押し曲げても破損しない事。
-ベアリングのころ(転動体)やボールに傷がない事。
-エアポンプリレー切替音と同時にエアポンプが作動しているかを確認。
-作動時のエアの給排気が正常にされている事の確認
-作動時の異音なき事の確認
-エアポンプ作動時、マフラーから異常な白煙や黒鉛が出ていない事。
-加速させ通常通りのレスポンスと加速性、セカンダリータービンまで
しっかりブーストがかかっている事の確認。
ロータリーエンジンにとってエアポンプは、エンジン寿命を大きく左右する要です。
また、触媒に空気を送り、触媒での排気ガス浄化には不可欠です。
エアポンプが正常に作動していないと、・燃費の低下・トルクの低下
・圧縮値の低下・始動時のかぶり など、数多くあります。
中でもエアポンプの送風がなかったり、エアポンプレスにしてしまうと、
レモンバルブが排ガスで焼き壊れてしまいます。
レモンバルブが焼けて傷ついたり、硬くなってしまうと、排気ガスを上流側へ流してしまい、
排気ガスの圧力でエアポンプに排気ガスが逆流してしまいます。
さらににエアポンプから逃げた排気ガスはエアクリにまで達します。
社外エアクリですと高温の排気ガスと吸気した空気が混ざり合う悲惨な状態になります。
エアポンプが停止するとダイアグコード56番が出るので要注意です。
またエアポンプは、負圧走行においては、排気ガスの掃気を助けており、
その結果、結果燃焼効率を上げトルクアップを図っています。
今回出品のこのエアポンプで、RX-7 FD3Sを末永く快適にお乗りいただく手助けになれば幸いです。
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下記「配送方法と送料」に詳細を記載。
Overseas shipping is also possible.
I have a handling charge of 5000 yen as well as the usual EMS charge.
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評価5未満の方のご入札はお断りさせて頂きます。
落札された場合には申し訳ありませんが「落札者都合による」削除とさせて頂きます。
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