奥清秀 2001年製作 クラシックギターの出品です。(断捨離の為。)
おそらく日焼けによるものと思われる表面板の変色や弾き傷・小傷等があるのでジャンクにて出品します。
傷等の外観状態に関しては人により感じ方が異なりますし、この楽器を見て製作年から考えるならそれ相当の状態と思われる方も実際ありますが、落札後思っていたものと違う等行き違いがあるとお互いに嫌なので、訳ありジャンクとして出品する事に致しました。
なのでNC,NR にてお願い申し上げます。
現状普通に演奏出来ますし特に何の問題も無く使用していました。
基本練習用として使っているもので弾き傷・当て傷・爪による傷・日焼けと思われる変色等多数ある為格安での出品です。
状態は写真にてご判断下さい。
傷の状態は出来るだけ分かる様に写真を撮りましたが、光の反射等で分かり辛いかも分かりません。
また、表面板はベアクローも入っているため、傷なのかベアクローなのか分かり辛いかもしれませんが・・・。
奥清秀氏はクラシックギターのほか、古楽器(リュート、バロックギター、ビウエラ、19世紀ギター)の製作も手掛け、単独による丁寧な完全ハンドメイドゆえ製作本数は多くありませんが、完成度の高さが評価され、それぞれのカテゴリーで人気のブランドとなっています。
製作本数も少なくまた非常に完成度の高い楽器故に手放す人も少なく、新品はもとより中古品が楽器店に並ぶ事も殆どありません。
徹底してトラディショナルな工法による、日本人らしい細やかさが行き届いた精緻な造作、その精神的な風土までも含めて再現したような古雅な味わいに満ちた、それでいてフレッシュな響き、慎ましくも深い表現力は国内でも突出したものがあり、真に「クラシカル」なモデルを製作しうる稀有な作家と言えるでしょう。
実際邦人製作者の楽器とは思えない気品に満ちた音色は最大の魅力です。
今回出品の楽器はトップが目の摘んだ、ところどころベアクローの入ったスプルース、サイド・バックは現在では中々お目にかかることの無い柾目のブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)、指板は黒檀、ネックはマホガニー。
ブリッジ・バインディング・ヘッドの突板もハカランダです。
フィニッシュはセラック。
糸巻きはIrving Sloane リーフベースプレートで、ボタンはアイボロイドです。
糸巻きだけで5万円以上する物です。
先月分解して磨きましたのでそこそこ綺麗だと思います。
ネックもほぼ真っ直ぐです。
現状で手を入れるところは無いと思います。
サイズは素人採寸で
スケール653mm
ナット幅 51.5mm
弦幅 42.5mm
弦高 1弦 3.0mm 6弦 4.0mm
フレットは9分程。
現状、弦は1〜3弦はシーガー、4〜6弦はサバレスコラムです。
後述の通り19世紀ギターと相通ずる音色なので、高音弦はフロロカーボンを使用しています。
一応弦は張ってから日にちが経っていますので、試奏用とお考え下さい。
また好みにより他の弦もお試しになることをお勧め致します。
現在奥清秀氏のギターは横・裏インディアン・ローズウッドの楽器で税別700,000円からなので、この楽器に使用されている材で製作すると税別1,000,000円オーバーとなると思います。
肝心の音ですが、低音は伸びやかさのある音で特に4弦・5弦は非常に雄弁で良く歌います。
6弦はずっしりと重い音がします。
高音は特に1弦・2弦が特徴的で、まろやかでコクのある独特の響です。
音色は気品があり、現代的な透明度を追い求めた音色とは基本的に異なります。
またスプルースらしく分離が良いのも魅力的です。
趣としては19世紀ギターの様な音色を有していて、現代のギターの様にパワー一辺倒ではなく、むしろ現代のギターが何処かで忘れてきた物をしっかり保持しているとでも申し上げましょうか。
この辺りはモダンギターの他にリュートやビウエラ等の古楽器にも精通している奥清秀氏ならではの真骨頂と感じます。
かと言ってパワーが無いわけではありません。
しなやかさが有りながら力強さも兼ね備えています。
音量・遠達性共に申し分ないと私的には思います。
付属品としてスイス製アミエット社のウルトラライトケース(26,400円)が付きます。
鍵付きのケースです。
こちらは比較的きれいな状態です。
発送時の梱包は、このケースに入れてその上からプチプチを巻いて発送致します。
サイズは梱包してみないと分かりませんので取り敢えず200サイズとお考え下さい。
ヤマト着払いでの発送となります。
写真のギタースタンドは付属致しません。
以上、よろしくお願い申し上げます。
(2024年 12月 30日 9時 30分 追加)写真が光の関係で色合いが少し薄くなっていたので撮り直りました。
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(2025年 1月 1日 12時 00分 追加)ところどころ入るベアクローの写真です。
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