【詳細】
初版 泡坂妻夫 泡坂妻夫の怖い話 新潮社刊

1995年5月20日初版 新潮社発行

夢でみたような艶っぽい話からゾッとするような現実の恐怖まで。「幻影城」掲載作から最新作まで、20年間の泡坂トリック=ショート・ショート集大成。
「奥さんを、僕に下さい」と、その男は言った。「僕は奥さんを、幸せにしてみせます」-教授は口元をほころばせないために奥歯をかんだ…。夢でみたような艶っぽい話から、ゾッとするような現実の恐怖まで全31話。

泡坂妻夫(1933-2009)
東京神田生れ。家業の紋章上絵師の仕事をするかたわら推理小説を書き、1976年「DL2号機事件」で第一回幻影城新人賞に入賞しデビューした。1978年『乱れからくり』で日本推理作家協会賞を、1988年『折鶴』で泉鏡花文学賞を、1990(平成2)年『蔭桔梗』で直木賞を受賞。マジシャンとしても著名。

【状態】
経年劣化により焼け、カバーにスレは御座いますが、全体的には概ね良好です。