【詳細】
初版帯付 芦辺拓 明智小五郎 対 金田一耕助 名探偵博覧会Ⅱ ミステリーリーグ 原書房刊
2002年12月3日初版 原書房発行 帯付
日本の誇る二大名探偵・明智小五郎と金田一耕助が、商都大阪の殺人事件を舞台に推理合戦。さらにブラウン神父に「高名なベルギー人探偵」、そしてあのクイーンまで、東に西に名探偵がそろい踏み。7編を収録。
昭和十二年、商都大阪-。とある薬問屋の跡目をめぐる争いの中、招かれていた金田一耕助の目前で起こる殺人事件。ところが不可解なことに、殺人者も死体も現場から消え失せたという。金田一は事件の捜査に乗り出し、事件は終幕を迎えたかに見えた。一方、これを新聞記事で知った明智小五郎はある行動を開始した-。探偵小説の名手がおくる、パスティーシュ・ミステリの白眉。
(収録作品)
ブラウン神父の日本趣味/明智小五郎対金田一耕助/フレンチ警部と雷鳴の城/そしてオリエント急行から誰もいなくなった/探偵映画の夜/少年は怪人を夢見る/Qの悲劇 または二人の黒服面の冒険
芦辺拓
1958年大阪市生まれ。同志社大学法学部法律学科卒。読売新聞大阪本社在職中の1986年、短篇「異類五種」が第2回幻想文学新人賞に佳作入選。1990年には『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞を受賞した。近作に『綺想宮殺人事件』『黄金夢幻城殺人事件』等。博学多識の本格ミステリ作家として、ファンに広く支持されている。
【状態】
経年劣化により若干の焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、概ね良好です。