機材整理のため
1981年3月製造 Ibanez MC924 前期型を出品します。
当方が19歳の頃、満を持して(?)楽器店にて新品購入したイバニーズ
(当時はそう呼ばれていました) MC924です。
学生時代からそれ以降、約20年当方が主戦機として使用していたものです。
【このベースの難あり箇所】
まともなストラップも買えない貧乏学生だった当方。何度もボディエンドのストラップ=ピンからボディが外れて落下。結果としてボディの一部がザクザクになってしまいました(画像7上)スティングよろしく飛んでこの有様です
こんなことになるならストラップくらい買えよ!…と、若き日の自分に何度も文句を言ってやりましたが、「後悔は先に立たず」ですね。
このダメージ部分を『難あり』として商品タイトルに表記しました。
いつか「樹脂を練り込んで補修しよう」と考えていましたが、結局何もせずに今日に至りました…。
ということで(?)ストラップピンはホーン・ボトム共に外したまま欠品しています。
・ ヘッド表の突板に割れが入っていました(画像4上・青矢印)
・ 経年使用によるトップのトップコート層に剥がれ(擦れ)があります。
主にネックエンドの両側です。
(スラップによるものと言えばご理解いただけますね)
【本ベースについての大まかな説明】
P.U.セレクタースイッチのついている MC924の前期型です。
シリアルナンバーは C8155**(画像4下)
トラスロッドは締める方向にほぼ「いっぱい」です。
弦高は現状で1弦12フレット:2.1mm 4弦12フレット2.3mm
・ 重量:約 4,500g
・ ナット幅:約43mm エボニー指板
・ ブリッジサドルでの弦ピッチ:19mm
・ セン/マホガニー/センの三層ボディに
マホガニーとウォルナットの5ピースネック
コントロール部の各ノブ、スイッチは次の通り(画像6下)
・ P.U.セレクタースイッチ
・ マスターボリューム、トーン、ブースターの各ノブ
・ ベース/ミドル/トレブルEQの各小ノブ
・ アクティブ切替スイッチ
◎ 現状パッシブでも 9Vバッテリー電源のアクティブでも問題なく使えます
※ MC924前期型の弱点?であるバッテリーボックス内のサビがあります。
15年ほど前に音楽雑誌で『中古のMC924を購入する際には、是非ともバッテリーボックスを開けて内部を確認してください。その大体がサビています。』とあり、「へェ~そんなものかね?」とバッテリーボックスを開けてみると、ホントに内部がサビていました。
長いことパッシブで使っていたためにボックス内部については油断していました。
現状ホルツのサビチェンジャーを塗って『黒錆び変換』を施しています。
下手に塗料を塗って下からサビるよりも、見た目は悪いものの
処置としては有効であると判断し、そのようにしました(画像7下)
◎ 純正ハードケースがつきます(画像10)
※ 蓋の開き止めが経年の使用で切れてしまいました。
(画像10上・黄矢印)
【スルーネック】
素人の知識ですが、スルーネックというのはその材の長さ・構造から、強度が保てないことと、湿度の影響を受けやすいというデメリットがあると云われています。
本機のほか、フェルナンデス FAB-170(12/22まで当オークションに出品中)、カワイのFB-Ⅱと3本のスルーネックのエレキベースを使いましたが、このMC924の管理が一番楽でした。チューニングしたままケースに入れておいても、夏場の湿度の高い時期でさえ、ネックに影響を受けることはありませんでした。
マツモク製か?と思わせるほどの丈夫なネックです。
【最後に】
スリ傷・大小の打痕多数、シール跡、塗装の剥がれ、金属パーツにはビッツもありますので(画像8, 9下左右)お求めやすい価格でスタートします。
以上のことをご理解された上で、何卒ノークレーム・ノーリターンということでよろしくお願いいたします。
コントロール部裏蓋にプリントされた
" Built by the proud craftsman of Ibanez Japan " も
鮮明に残っています(画像6上)
外観は良くありませんが「へェ これが初期型のMC924の音かぁ」ということは感じていただけるはずです。
どなたか「これ使うよ」という方がいらっしゃれば嬉しいです。
それでは皆様 「素敵なクリスマスを!」
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