江戸モード大図鑑・小袖文様にみる美の系譜/小袖234領を含む295点を数える/おそらく小袖を主題とした展覧会では今世紀最大規模のものの一つ

商品説明

江戸モード大図鑑・小袖文様にみる美の系譜/小袖234領を含む295点を数える/おそらく小袖を主題とした展覧会では今世紀最大規模のものの一つ

1999年。300P 資料用にもいかがでしょうか。

技法も絞り染・刺繍に加えて友禅染など数々の技法が発達し、小袖意匠は百花線乱の趣を呈した。江戸後期には表面的なきらびやかさを忌避した「粋」の美が一世を風靡し、無地や編物、裏模様などの流行をみた。モードは社会の具象といわれるように、小袖意匠の変遷には近世の世相の変化が明確に映じられているといってよい。 今回の企画展示は、小袖の文様に視点を据え、江戸時代のモードの展開とその多彩な表情を、国立歴史民俗博物館蔵野村コレクション他の小袖類や屏風・掛幅・錦絵の絵画資料などによって通覧していく。

展示は、江戸のモード図鑑をひもとくように、六つの章により構成されている。第一章は「縫と染の系譜」と題し、一七世紀初頭から一八世紀初頭にかけての絞り染と刺繍を中心とした意匠に光を当てる。第二
章の「隆盛する友禅染」では、今日の染色の代名詞ともなっている友禅染の黎明期を捉えていく。第三章は「吉祥の図様」。長寿や延命を祝うもの、幸福を祈るもの、富貴を願うものなど、多種多彩な吉祥の図様を展覧する。第四章「詩歌と意匠」と第五章「物語と謡曲の世界」では、文学的なモチーフをデザインに取り入れた小袖を取り上げ、象徴的に、あるいは暗喩的に演出される文学的趣向を読み解いていく。そして第六章の「雅の意匠と公家の装い」では、公家的な趣の意匠と公家の女性が実際に用いた小袖を対照
し、江戸末期の特徴的な意匠の特質を探っていく。

図録に収載した作品は、小袖二百三十四領を含む二百九十五点を数える。おそらく小袖を主題とした展覧会では、今世紀最大規模のものの一つであろう。それでも、江戸時代の多様なモードの一角を捉えているに過ぎないが、今回の企画展示を通じて、わが国独自の発達を遂げた装いの世界に触れ、今日の
キモノ文化の背景に想いを馳せる機会としていただければ幸甚である。

お探しの方、お好きな方いかがでしょうか。

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