●2014年(平成26年)9月に刊行された、浜松町~羽田空港を結ぶ東京モノレールの、珍しい50周年記念誌。 ●モータリゼーションの進展とともに、都心から羽田空港への自動車によるアクセスは交通混雑で困難を極めるようになり、13km程度の移動に1~2時間を要することも。日立製作所がモノレールの開発に乗り出し、愛知県・犬山で日本初のモノレールを開業。その、運行を担った名古屋鉄道(名鉄)とともに、東京モノレールは設立され、空港アクセスとしての機能を担うようになりますが、開業当時は運賃が非常に高く、不評だったとも。それでも、定刻で走る唯一の軌道系交通機関として、独占的に空港アクセスを担い、収益を上げていました。しかしその後、京急線が空港に乗り入れ、「のんびりしていられない」状況に。新型車両の投入や、駅の改良、速達運転の実施など、さまざまな施策を試みますが、かなりの乗客を京急に奪われたようで、その間に日立や名鉄も事業から撤退。 ●そんなことはともかく、ファンの方垂涎の50周年記念誌。DVDではなく紙媒体(書籍)。より入手困難かと。A4判、オールカラー258ページ。ダメージはなく、新本同様のきれいな状態です。