ゲノムの方舟 | |
出版社 | 徳間書店 |
著者 | 佐々木 敏 |
発行年月日 | 2013年4月15日発行 |
ページ数 | 571ページ |
状態 | ★★★ (普通) |
日焼け | ありません |
内容(「BOOK」データベースより) 西暦2003年8月、スイス・ジュネーブのWHO(世界保健機関)本部ビルで開かれていた特別総会を「緑の戦士」と称するテロリスト集団が襲撃、WHOの各国代表を人質に、国際社会に遺伝子工学研究の一切の中止を要求した。犯人たちが細菌・ウィルス兵器で武装していると知ったスイス政府は、アメリカ政府に生物兵器テロを専門とする特殊部隊の派遣をひそかに要請した。アメリカ政府は、白人のスミス大統領の釆配で陸軍細菌戦特殊部隊「ホワイトベレー」をスイスにいちばん近いドイツの米軍基地に派遣して待機させていた。しかし、大統領が訪日からの帰途、大統領専用機エアフォースワンの機内から黒人のキング国防長官へ電話中に、突如、一切の交信が途絶えた。キングは軍事非常事態とみなして副大統領以下、主要な閣僚と軍の幹部を国家安全保障会議に召集。白人のローズ副大統領の大統領代行就任手続きが未了のため、キングがホワイトハウスを指揮することとなった。キングの決断で、ホワイトベレーがWHO本部に突入し、犯人全員を射殺し人質を解放した。その頃、デンバーを中心としてコロラド州では、原因不明の奇妙な日本ブームが起きていた。細菌やウィルスの増殖(細胞分裂)のスピードと寿命を変える研究で世界から注目されつつあった日本人遺伝学者、井坂博史は、マサチューセッツ工科大学(MIT)教授として日本からボストンに移住する直前、全米遺伝学会に出席するためデンバー行きの飛行機に乗っていた…。ヒトゲノムを巡る陰謀劇の裏側。衝撃の近未来国際サスペンス。 |
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