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出演: ムスタファ・ナダレビッチ
監督: アデミル・ケノビッチ
形式: Color, Subtitled
テープ数:: 1
販売元: 大映
VHS発売日: 1999/02/12
時間: 108 分
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全体状態評価「B」・経年劣化「小」・カバーイタミ「小」・スリキズ「小」・レンタル落ち
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なくした街 なくした言葉 それでも 僕たちは夢を見た
廃墟と化したサラエボで、詩人ハムザは瞳に希望をたたえた少年たちと出逢った。
政情不安の旧ユーゴスラビアを舞台に、戦禍にめげず力強く生きる兄弟の姿を描く感動のヒューマン・ストーリー。セルビアの勢力に包囲されたサラエボ。詩人のハムザは、妻子を町の外に避難させ、自分は町に残ることを決意。不安を抱きながらも、サラエボの町を見守る。そんなある日、ハムザの家に幼い子供たちがやってくる。彼らは、戦争によって孤児になってしまった兄弟だった。東京国際映画祭のグランプリ受賞作。
民族紛争に揺れるボスニアを舞台に、詩人と幼い戦争孤児の交流を描いた感動作。監督は『人、神、モンスター』(94、日本未公開)などの作品があるアデミル・ケノヴィッチで、監督第4作にあたる本作は、詩人のアブドゥラフ・シドラン(「パパは、出張中!」)と実際に戦火のサラエボで本作の脚本を執筆し、撮り上げた。撮影はミレンコ・ウヘルカ。音楽はエサド・アルナウタリッチとランコ・リフトマン。出演は「パパは、出張中!」のムスタファ・ナダレヴィッチ、新人のアルメディン・レレタとアルミル・ポゴリッツァ。ほか
地中海と黒海の間に突出する大半島バルカン。「呪われた地」バルカン半島の歴史を紐解くのは容易ではない。
「ボスニア戦争」とは一体何であったのか。
旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナは、ムスリム人、クロアチア人、セルビア人等の住む多民族混合地域。繰り返される内戦の根底にある火種は、十五世紀のオスマン帝国(現トルコ)によるボスニア・ヘルツェゴビナ征服にまで辿られる。十九世紀末のオーストリア・ハンガリー帝国(ハプスブルク家)による併合。二十世紀に突入すると、バルカン戦争、第一次大戦、ユーゴスラビア王国建設、ナチスによる侵略、対独パルチザンであったチトーによる解放、ユーゴスラビア連邦人民共和国建国(連邦を構成する共和国の一つとしてボスニア・ヘルツェゴビナ人民共和国が成立)と、簡単には理解不能な激変の連続。
そして1990年、共産党崩壊、ユーゴ解体後、約束されていたかのように各民族の独立運動、民族紛争がまき起こり、遂に1992年6月、ボスニア・ヘルツェゴビナ共和国はセルビア人勢力との「戦争状態」突入を宣言、ボスニア戦争の勃発となるのであった。
各勢力は死闘を繰り返す中で、民族浄化や強制収容所といった近代戦争犯罪の愚を次々と犯し、二十万人の犠牲者、数百万人の難民が生じている。昨日までの隣人同士が殺戮し合うという、あまりにも酷い恐怖の地獄図がそこにはあった。
監督アデミル・ケノヴィッチと著名な詩人アブドゥラフ・シドラン(脚本)は共にサラエボ生まれ。
『パーフェクト・サークル』の制作は、サラエボが包囲された1992年に始まった。ケノヴィッチはシドランとサラエボに留まり、弾痕だらけのホリデイ・インの一室で本作の脚本を書き続けた。同時にケノヴィッチは銃弾の飛び交う街頭に出て、戦火のサラエボを日々カメラに収めるという作業を続けた。撮影中は、狙撃手から身を守るために特別部隊を編成し、地雷除去会社に協力を仰ぐという、万全の対策を要した。
「悲惨な現実に対して、私達は詩のように簡潔で小さい、素晴らしい出来事を積み重ねることによって生き延びる方法を見つけたのです」
ケノヴィッチは、傷ついた犬を命賭けで救う少年の話など、実際に経験した出来事を、美しい叙事詩に昇華させた。
【準ドキュメンタリー?】
内戦のさなかのサラエボを舞台に、とある詩人と内戦で孤児となった子供たちとの交流を描いた作品。
もっとも驚くべきことは、内戦のさなかのサラエボでこの映画が撮られているということ。
廃墟と化した街、車の残骸、スラムなど随所に出てくるが、おそらく実際の内戦の傷跡なのではないかと思わせる力がこれらにはあります。(実際にセットかどうかは不明ですが)
銃を発砲する兵士、逃げる人たち、爆発する家屋、煙立つ街、、、これらのシーンではドキュメンタリーではないかと思うくらいのリアリティが迫ります。
また、ところどころで鳴り響く連続する乾いた銃声がこちらの恐怖心を煽ります。
今まで見た戦争映画とは何かが違う。緊迫感がある。
フィクションには思えない何かがこの映画には表現されています。
とは言えストーリーでよく理解できない所が自分にはあるのも事実。それはストーリーが悪いというわけではなく、なんでこうなるのさ?という、自分とは違う感性の持ち主にぶち当たって「理解できない」所なのかもしれませんが…。
戦争の実情と、それに翻弄される人びとの顔、街の姿がリアルに表現されている作品だと感じました。
そして、そのリアルさこそが心を打つのだと思います。
97年作品(ボスニア=フランス)
【サラエボ】 ユーゴ紛争当時のサラエボはその盆地のような地形を蟻の這い出る隙間も無いくらい完全に包囲されており、それゆえパーフェクト・サークルと呼ばれていた。
その呼び名と劇中の円を描くシーンを安直につなげた感は否めないが、それを差し引いたとしてもこの映画は見るに値する。
ユーゴ紛争の映画は少なくないが、セルビアの民族浄化の嵐の中にあって、セルビア人とムスリム人とアルバニア人が混在し共存していたサラエボ市民の生活を題材にし、スナイパーストリートやそのパーフェクト・サークルからの唯一の脱出経路である塹壕をリアルに再現しただけでなく詩人である主人公の絶望や開放への羨望を切なく描いた名作。
胸が締め付けられます。
【ただただ絶望…(泣)】
一時期よく観ていたボスニア紛争もの。
この手のジャンルの作品は『ボスニア』とか『アンダーグラウンド』などのように重い内容のものがほとんどですが、やっぱりこの映画も死ぬほど重いです。
特にラストの台詞があまりにも絶望的。
監督自身が抱いていたこの紛争へのやりきれない想いがこの救いの無い台詞を通じてビンビンと伝わってきて、自分も非常にやりきれない気分になりました。
旧ユーゴを舞台にした紛争を勉強したいと思っている方や、大団円で終わる楽観主義的な映画に食傷気味な方、心をどん底まで落としたいという方(いるかどうかは分かりませんが)には特にお薦めします。
【日本の若者が知らない戦争】 今まで観た戦争映画の多くは感動の涙を流す作品が多かったのですが、この作品はそうではなくてたとえようもないものが胸を締め付け、感動とは違う涙がでます、普段私たちが知っている戦争というとイラク戦争などが一般的ですが世界にはたくさんの争いがあるということ、それによって誰が一番つらい思いをするのか、ということを今の若い世代には認識してほしいです、それはこの映画のラストの15分間ぐらいからわかります、少なくとも私はあまりの切なさに過呼吸になりました
。
【見終わった後、寂寥感に襲われました】 ボスニア紛争時、セルビア軍に包囲され孤立したサラエボ市内の緊迫した状況が描かれている作品です。水を汲みにいくのにも、見えない敵からの銃撃を避けるように頭を低くして危険な場所は駆け抜けていかなければならないような極限状況の中で、2人の子供の難民と家族を国外に逃がして一人サラエボに留まった詩人の心の交流が繰り広げられます(子供達の無邪気で健気な姿が非常に心を打ちます。)。それだけに、この作品の結末はあまりにあっけなく、そして哀しいものになっています。 この作品は、ドラマとしても、そして当時のサラエボ市内の市民生活のドキュメントとしても非常に良く出来た作品だと思いました。(内戦さなかのサラエボで撮影されており非常にリアルです。)。
【脚本の人が実際の紛争を命からがら逃げ延びた経験をもつだけにリアリティがあるが】 いかんせん重かった。 タイトルの意味がよく分からなかったが、あんな形でサークルを書く運命になるとはね。もっと他のことを想像してた。 どこからでも砲弾が飛んでくる中で、それでも市民は生活のために町に出る姿はちょっと想像を絶してた。 それと同時に夜空に飛び散る砲弾を、涼しい顔で眺めるハムザの姿も…彼の思いついたらすぐ危険を省みず行動に移してしまうところは、自分が首を吊って死んでいる姿が目の前に何度も現れることでも分かるように、常に死を覚悟した上での行動だったんだろう。だからあんなに冷静に戦争というものを受け止められたんだろうな。離れ離れになった家族がハムザの中の幻影として彼に助言をしてくれるシーンは、よく分からなかった。マイナスになるようなことしか言わないんだもん。詩人という設定ははたして意味はあったのかな…あと、ケリムとアーディスの孤児役の子たちは、実際の難民から選んだという話を聞いて、驚いた。耳が不自由な子の演技はなかなかだった。
【ここには葬る人も葬られる人もいない。死人がいるだけだ】 詩人ハムザとケリム&アーディスの兄弟、そして戦争。あまりにひどい状態の環境の中で、それが当たり前のように日常を過ごしている様子が描かれている。
ハムザの自分の首吊りの場面で始まり、それが見ているものも幻覚でも見るかのように劇中幾度となく登場する。そして、彼の妻と娘の幻も象徴的な存在として、彼に語りかける。どこか悲しげでユーモアもある場面。
厳しい世界を描いているが、決して絶望感は感じなかった。ハリウッドの戦争映画のように、リアルな戦闘シーンや戦争そのものが持つ思惑などはほとんど描かれていない。ただ、サラエボの街で暮らす人々の日常を諦めや希望も含めて丁寧に描写している。それがかえってリアリティを感じる所以でもある。
後半、墓掘りの言った言葉が印象的。「ここには葬る人も葬られる人もいない。死人がいるだけだ」
監督のアデミル・ケノヴィッチと脚本家で詩人としても有名なアブドゥラフ・シドランはともにサラエボ生まれだという。
“パーフェクトサークル”とは詩人であるハムザが創作に煮詰まった時に描く、綺麗で完璧な“円”から来ている。それを描くとすんなり言葉が出てくるという。ケリムがそれを真似て円を描く練習をしているシーンが微笑ましかった。
私も今度創作に煮詰まったら、円を描いてみようかな。
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