【詳細】
山田正紀set 氷雨(初版)/竜の眠る浜辺(初版)/ブラックスワン/謀殺のチェス・ゲーム(新装初版)

氷雨 1999年12月18日初版 角川春樹事務所
竜の眠る浜辺 1998年11月18日初版 角川春樹事務所
ブラックスワン 2014年4月28日2刷 角川春樹事務所
謀殺のチェス・ゲーム 2014年10月18日新装版初版 角川春樹事務所

氷雨  
経営していた町工場が倒産した弥島は取立から逃れるために妻と離婚し、一人焦燥と絶望の日々を送っていた。ある日ひき逃げで妻と娘が死んだことを知り、事件に不信感を抱いて、真相を探るべく調査に乗り出す。

ブラックスワン
白昼のテニス・クラブのロッカー室で、女性の焼死事件が発生。死者として、18年前に忽然と姿を消した女子大生が浮上する。当時の彼女に、いったい何が起こったのか、、無惨な火だるま事件とのつながりは? 哀調ただよう雪の瓢湖(ひょうこ)に舞うブラックスワンをキーに展開する、悲愴な青春時代の驚くべき謎を詩情豊かに追う、著者初の本格推理長編。ミステリーと詩情が融合した傑作。

謀殺のチェス・ゲーム
電子工学の粋を集め、他国に10年はぬきんでいるといわれる夢の軍用機、対潜哨戒機PS-8が、突然レーダーから消失した。大捜査網が敷かれ、徹底調査されたが、行方はわからなかった。自衛隊の若きエリート、新戦略専門家・宗像は、この事件の背後に、ゲーム理論の天才ではあるが、アル中で脱落した元同僚・藤野の影をみる。国家的な機密をもつPS-8を奪った目的は何なのか! 北海道から沖縄まで、日本列島を血に染めて展開する、雄大なプロフェッショナル・アクション長編。

山田正紀
1950年、愛知県生まれ。1974年に中編「神狩り」で第6回星雲賞を受賞し、作家としてデビューする。以後、精力的に執筆活動を続け、1982年に『最後の敵―モンスターのM・ミュータントのM』で第3回日本SF大賞を、2002年に『ミステリ・オペラ』で第2回本格ミステリ大賞および第55回日本推理作家協会賞をダブル受賞する。SF、ミステリー、ホラー、時代小説など、その作風は幅広く、意表をつくアイデアと研ぎ澄まされた文章は、読む者に常に鮮烈な印象を与える

【状態】
経年劣化により多少の傷み焼け折れシミは御座いますが、概ね良好です。