カバー上部に少し痛み有りますが本文は美品です。
◎ 概 要
20世紀を代表する指揮者、カラヤンによって音楽鑑賞は大きく変化した。
その功罪と、クレンペラーとケーゲルの絶望的な「危険な音楽」を通して、
音楽・芸術・人間存在を考える。
◎ 内容紹介
20世紀を代表する指揮者、ヘルベルト・フォン・カラヤン。
その流麗な「美」に魅せられた人は少なくないだろう。
しかし、「カラヤン以後」、音楽の風景は一変し、
何かが決定的に失われてしまったことに気づいているだろうか。
かつて音楽を聴く聴衆は、その成り立ちに息を潜めるがごとく、
宗教儀式のように音楽を体験し、享受した。
そこには特別な「意味」が存在した----。
本書は、カラヤンの音楽と、それを鋭く断罪する二人の音楽家、
オットー・クレンペラーとヘルベルト・ケーゲルの、
絶望や狂気、矛盾や破滅が内在する「危険な音楽」を通して、
20世紀から現代までを覆う「負の遺産」を問い直し、
音楽、芸術、そして人間存在を考える。

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