【詳細】
山田正紀 4冊セット呪師霊太郎シリーズ+流氷民族

屍人の時代 初版~角川春樹事務所
女優志望の緋口結衣子は、終戦直後の零戦を巡る恋愛映画の主演に選ばれる。しかし何者かによって脚本はおろか連絡先のメモまで奪われ、映画自体の企画が無かったことにされてしまう。不可解な状況の中、彼女の前に現れたのは呪師霊太郎と名乗る貧相な若者だった。戦後の北海道を放浪する謎の探偵・呪師霊太郎―時を経て、なお姿を現す不思議な探偵が遭遇した4つの不可思議な事件とその解決を描く。本来発売されることの無かった幻の書籍まさかの発売

人喰いの時代 帯付き~角川春樹事務所
東京からカラフトへ向かう「紅緑丸」の船上で発見された変死体(「人喰い船」)、山中を走るバスから消えた五人の乗客の謎(「人喰いバス」)、谷底から消えた墜落死体(「人喰い谷」)、密室から消えた凶器の謎(「人喰い倉」)―。昭和初期を舞台に、放浪する若者二人―呪師霊太郎と椹秀助が遭遇した六つの不可思議な殺人事件を描く、奇才による本格推理の傑作。

灰色の柩 初版帯付き~祥伝社
北原白秋のもとに、白霧と名乗る人物から脅迫状が届いた。さらに、同じものが担当編集・矢代夕子の本家にも届く。そこは福岡・柳河の造り酒屋で、家業を通じ北原家と交流があった。夕子は家督相続を話し合う親族会に参加するべく、父の代理で柳河へ赴く。すると、白秋の童謡『金魚』そのままに連続殺人が―― 謎の名探偵呪師霊太郎が白霧の正体と一族の因縁を暴く! 

流氷民族 初版~角川春樹事務所
『吸血鬼』をテーマに描くSFサスペンスの傑作長篇。

山田正紀
1950年、愛知県生まれ。1974年に中編神狩りで第6回星雲賞を受賞し、作家としてデビューする。以後、精力的に執筆活動を続け、1982年に最後の敵―モンスターのM・ミュータントのMで第3回日本SF大賞を、2002年にミステリ・オペラで第2回本格ミステリ大賞および第55回日本推理作家協会賞をダブル受賞する。SF、ミステリー、ホラー、時代小説など、その作風は幅広い

【状態】
経年劣化により多少の傷みはありますが、全体的には概ね良好です。