★☆■龍香堂■*【復刻木版浮世絵】歌川広重『池鯉鮒 首夏馬市』☆★
商品説明外寸(約):395×295mm 絵サイズ:370×240mm 技法(種別):木版画 紙質:和紙 

世界的浮世絵師、歌川広重。その『東海道五十三次』中の『池鯉鮒 首夏馬市(ちりゅう しゅかうまいち)』です。龍香堂と親交の有る版画研究室から買い取りました。広重の描いた自然な美を、手摺木版で忠実に復刻した作品です。

☆当品は筒状に梱包し、定型外郵便(140円)で発送致します。

◎当品は和紙1枚の状態です。額飾しておりません。

●歌川広重(Hiroshige Utagawa)江戸の下級武士・八代洲河岸火消屋敷の同心、安藤源右衛門の子として誕生、天保3年(1832年)秋、幕府の行列(御馬進献の使)に加わって上洛(京都まで東海道往復の旅)する機会を得たとされる。天保4年(1833年)には傑作といわれる『東海道五十三次絵』が生まれた。この作品は遠近法が用いられ、風や雨を感じさせる立体的な描写など、絵そのものの良さに加えて、当時の人々があこがれた外の世界を垣間見る手段としても、大変好評を博した。広重の作品は、ヨーロッパやアメリカでは、大胆な構図などとともに、青色、特に藍色の美しさで評価が高い。欧米では「ジャパンブルー」、あるいはフェルメール・ブルー(ラピスラズリ)になぞらえて「ヒロシゲブルー」とも呼ばれる。19世紀後半のフランスに発した印象派の画家たちや、アール・ヌーヴォーの芸術家たちに大きな影響をあたえたとされ、当時ジャポニスムの流行を生んだ要因のひとつともされている。

【作品解説】東海道五十三次『池鯉鮒 首夏馬市(ちりゅう しゅかうまいち)』:池鯉鮒宿は、現在の愛知県知立市に位置する。江戸時代には東海道39番目の宿場町として繁栄し、首夏(初夏)には馬市が立ち400~500頭ほどの馬が売買されていたという。今は「知立(ちりゅう)」と表記するが、当時、知立神社の溜池には鯉と鮒が多く棲息していたところから「池鯉鮒」となったと言われている。作品中の大松は談合松と呼ばれ、馬喰や馬主、物売りが集い賑わった場所であった。様々な馬の毛並みと、風にそよぐ牧草は画面いっぱいに溢れ、それに乗じて遠方の掛け合いや馬のいななきまで漂って来そうな長閑な風景である。