【詳細】
初版 三津田信三 黒面の狐 文藝春秋刊
2016年9月10日初版 文藝春秋刊発行
終戦直後の炭鉱で起きる連続怪死事件の謎に、悩める素人探偵「物理波矢多(もとろいはやた)」が挑む。満州に理想を掲げた「建国大学」に学びながらも、敗戦によって志を折られた波矢多は失意の放浪の末に九州の炭鉱に流れ着く。そこで出会った美青年・合里光範もまた、戦時に朝鮮人の友を過酷な労働に従事させた過去を背負って自ら坑夫となった男だった。親交を深める二人だったが、相次ぐ変死体、落盤事故、そして不気味な黒い狐面の女の出現で鉱山は恐怖に覆われる。果たして殺人事件なのか、妖しの禍なのか。(解説 辻真先)
三津田 信三
編集者を経て2001年『ホラー作家の棲む家』『忌館』と改題で作家デビュー。2010年『水魑の如き沈むもの』で第十回本格ミステリ大賞受賞。ホラーとミステリの融合を試みる独自の作風を持ち、注目を集める
【状態】
経年劣化により若干の焼け、カバーにスレは御座いますが、概ね良好です。
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