「ONCE…そう、かつてたしかに私はこれらの言葉を書いたのだ、そして私は生きたのだ、私の50年代を、ただ一度だけ」著者の20代に重なる1950年代。自由で幸せな青春時代に綴られた詩、歌、日記、掌編、写真―感性きらめく作品群の中に詩人・谷川俊太郎の原点と軌跡が見えてくる珠玉のアンソロジー。