太政官日誌
明治新政府の成立直後から発行された日誌形式の政令記録で,『官報』の先駆。慶応4 (1868) 2 23日明治新政府が太政官総裁局日誌司に編集させ,京都の御用書物師村上勘兵衛に命じて発行させた。内容は太政官布告人事異動,東征軍の戦況などが中心で,まもなく江戸でも御用書物師須原屋茂兵衛が発行した。約9年間続いて 18771月通巻 1177号で廃刊。その後 837月の『官報』の創刊までの間は,福地源一郎の『東京日日新聞』が太政官御用として,『太政官日誌』の役割をつとめた