| 商品説明 |
| 図録太宰府天満宮・3冊/数多くの天満宮に直接関係した文化財ともいうべき関係物・信者崇敬者の悲願によって奉納された数多くのもの
昭和51年 3分冊 厚さ約3.2cm 部数は少なそうです資料用にもいかがでしょうか。
太宰府天満宮では、これまで「大宰府・太宰府天満宮史料」の編集を昭和三十九年より継続し、太宰府研究の成果が学問の世界のなかで広汎な意味をもつようになった。しかし、太宰府天満宮自体に所蔵しまたは存在している、歴史を くぐりぬけ時代に生きつづけてきた建築や考古美術品、文書や行事など、または天満宮をとりまく自然や境内に点在す る歌碑やその拓本等、また表面的には目にふれないがむしろ激動の歴史を生きぬいてきた数多くの天満宮に直接関係した文化財ともいうべき関係物、そのほか信者崇敬者の悲願によって奉納された数多くのものによって、いまも天神信仰のさまざまの形態をしのぶことができる。それらは歴史の風雪を通りぬけ生きつづけた信仰と文化のあかしであり、庶民のところに生き、太宰府天満宮の文化の道統を支えてきたその時代相の応現と見ることができる。
昭和五十二年の菅公御神忌千七十五年祭を迎えるにあたって、歴史の変遷や戦乱や挫折のなかで失われた多くの文化財の心と共に現代に到るまで幸いにも伝存したものを未来に継承せんと考えた。伝存していることの意味は文化財的なものであると共に、精神的にも歴史的にも天満宮の存在を支えてきた力であることを顧み、いまそれらの力を「図録太宰府天満宮」として発刊し、現代を後世に伝える一つの作業として「眼で見る太宰府天満宮の文化」の広汎な分野にお
ける働きを世に問うこととした。太宰府に在住されている九州大学名誉教授谷口鉄雄先生を監修者として九州大学助教授平田寛先生を中心に、その関係者の方々の深い御理解と愛情に支えられて出版の運びとなったものである。現在の視点と歴史を伝える意味に於ても親しみやすく構成されている。
かかる意義をもったこの図録を、大方の御援助によって今春発足した「財団法人太宰府顕彰会」の最初の事業として刊行することは、まことに顕彰の目的にも適い、文運継承の時宜にも適う事として、欣快にたえない。
昭和五十一年七月二十五日
西 高 辻信貞
お探しの方、お好きな 方いかがでしょうか。
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もちろん読む分には問題ありません。463293 |
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