「ラ・モンドット 2000年 750ml」 1本を出品します。 "La Mondotte 2000, St Emilion Grand Cru, Bordeaux France"

    ラ・モンドットは、ボルドー右岸のサン・テミリオン地区にあり、ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵によって所有・運営されているシャトーの一つです。「パヴィの丘」と呼ばれるトロロンモンドを頂点とする石灰粘土質に適度に砂が混じる斜面から得られる豊富な太陽の光と自然な排水に恵まれた素晴らしいテロワールを持つシャトーです。

    その歴史は、19世紀初頭まで遡ることができますが、「ラ・モンドット」の名が世に知れ渡ったのは伯爵が改革に着手し、ステファン・デュルノンクール氏をコンサルタントに招いた新体制最初の年1996年VTを世に送り出してからです。過度な抽出を嫌い、エレガントなワイン造りを追求していながら濃厚で芳醇さと力強さを併せ持ち、調和が取れていることが特徴です。その高い評価から出品の2000年VTは、当時のプリムール最高価格を更新し、2012年には、サン・テミリオン特級格付けにおいて第1特別級B(プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB)へのに昇格を果たしました。シンデレラ・ワインと呼ばれる所以です。

    ロバート・パーカー氏は、Wine Advocate #146(2003年4月)で次のコメントと共に98点を与えています。
縁いっぱいまで濃いインクの様な紫色をしていて、締め付けられている様だが非常に将来有望な風味はブラックベリー、カシスと混ざり合ったチェリー、バニラ、エスプレッソ、モカ、ほのかなアカシアの花を思わせる。偉大な強烈さ、素晴らしい純粋さ、層を成す舌触りを持つ、並外れてリッチなワイン。ねっとりとした、フルボディのフィニッシュは1分近くも続く。ステファン・フォン・ネッペールとコンサルタントのステファヌ・ドルノンクールの打ち立てた金字塔である。」

    そして Wine Advocate #189(2010年6月)で次のコメントを加えて98+点に上方修正しています。「インクのような青・紫色を呈していてグラファイト、キャラメル、トースト、ブラックベリー、クレーム・ド・カシスの華やかな香りが漂う。ワインをグラスに注ぐと花の香りも現れます。非常に濃密でフルボディ。20年程セラーに寝かせることで完全に熟成するだろうと思ったが、さらに数年を要するようだ。予想される飲み頃は2015年から2045年。」 セパージュは、メルロー80%、カベルネ・フラン20%。

    上記のような経緯から1995年VT以前は、事実上、別物と看做されています(評価にも雲泥の差があります)。ワインのエチケットからも1996年VTからは "Chateau" の文字が外され、"La Mondotte" と表示されています。 

現在、地下室に設置してあるドメテック ワインセラー Silent Cave にて保管しております。
入金確認後に「ゆうパック」着払い にて発送させて戴きます。
ご希望の方には贈答用の箱に入れて発送致します(別途箱代200円)ので、別途、出品中の化粧箱を落札してください。