自然を忘れた現代人に魂のふるさとを思い起させる美しい声と、刻々に自然を破壊し人体を蝕む化学薬品の浸透、循環、蓄積を追究する冷徹な眼、そして、いま私たちは何をなすべきかを訴える逞しい実行力。三つを備えた、自然保護と化学公害追及の先駆的な書。
『われらをめぐる海』
レイチェル・カースン 日下実男訳 カバー・デザイン:遠藤勁 1996年11刷発行 ハヤカワ文庫
海はながれ、荒れ、たゆたい、育てる。陸を侵食し、生命をうばう破壊者である
一方で、20億年あるいは30億年の昔から”生命の母”であり続けてきた。真水
に近かった海水が茫々たる時間をかけて塩分を増し、栄養分を蓄える間、生命
もまた誕生の準備をしていた。そしてわれわれ人類は今も体内に血液という名の
海を持っている_海の尽きせぬ不思議と魅力を『沈黙の春』の著者が科学者の
眼で詩情豊かにカタル<海のバイブル>。
『失われた森 レイチェル・カーソン遺稿集』
レイチェル・カーソン リンダ・リア編 古草秀子訳 2011年2刷発行 集英社文庫
[第1部]少女時代の文章、科学雑誌への投稿、[第2部]『われらをめぐる海』を
はじめとする著者が高い評価を得ていった時代の文章、[第3部]研究者として
環境保護に積極的に関わっていく過程での発言、[第4部]『沈黙の春』発表時期
の重要な3つの講演と、死に臨んで親友に宛てた手紙…。研究者リンダ・リアが、
未発表原稿を編集し、カーソンの地球、自然への魂の声を集大成した書。
●サイズ:文庫(厚さ1.6センチ)
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