【詳細】
角川ホラー文庫 set 東京をんな語り/きみといたい朽ち果てるまで/ナキメサマ/夜葬

東京をんな語り 川奈まり子 2021年2月25日初版 角川書店
きみといたい朽ち果てるまで 坊木椎哉 2018年8月25日初版帯付き 角川書店
ナキメサマ 阿泉来堂 令和3年1月25日再版 角川書店
夜葬 最東対地 2016年10月25日初版 角川書店

東京をんな語り
東京の女たちが、私に憑依する――
青山霊園で白い彼岸花を見た奇譚蒐集家の私は、その暗示的な花言葉を引きずるようにして谷中に向かう。「乗せた女性が忽然と消えた話」で有名な青山タクシー幽霊の足取りを辿るためだ。それを発端に、怪異の糸に導かれるように都内各所を巡回。行く先々で、夜嵐おきぬ、花井お梅、妲己お百ら、因縁の歴史を生きた女たちの魂と同一化していく……

きみといたい朽ち果てるまで
激しく切ない恋を描くホラー大賞受賞作!
選考委員の評価が真っ二つに割れた、第23回日本ホラー小説大賞〈優秀賞〉受賞作! 世界から見捨てられた人々が集まってくる混沌の街・イタギリ。希望のない街に住む少年は、明日の見えない生活の中、ささやかな希望を見いだす。その希望は、道ばたでスケッチをするシズクという儚げな少女への淡い想い。次第にふたりは惹かれ合うが、絶望の街は、そんなふたりの恋を許すことはなかった……

ナキメサマ
高校時代の初恋の相手・小夜子のルームメイトが、突然自宅に訪ねてきた。音信不通になった小夜子を一緒に探して欲しいと言われ、倉坂尚人は
彼女の故郷、北海道・稲守村に向かう。しかし彼女はとある儀式の巫女に選ばれすぐには会えないと言う。しばらく村に滞在することになった尚人達は、神社を徘徊する異様な人影と遭遇。更に人間業とは思えぬほど破壊された死体が次々と発見され……。大どんでん返しの最恐ホラー、誕生!

【状態】
経年劣化により傷み、焼けは御座いますが、概ね良好です。