多脂革(たしかわ)とは、扱いはヌメ革の一種ということになりますが、
普通のヌメ革よりも倍ほどの長い時間をかけて、しっかりなめされている素材です。
長期間かけてなめし続ける事で、革の内部に含まれるタンニンの量が多くなり、
より繊維の引き締まった状態が作られて、堅牢な革が生まれます。
厚手の皮が使われ、オイルも多く使用するのでエイジングが早い特徴も持っています。
通常のヌメ革よりも、多脂革のほうが早く、濃い飴色に変化します。
また伸びにくく強靱な素材であるため、強さが要求される一枚革のベルトには最も最適な皮革と言えます。
一生モノのベルトをお探しの方、革の往年変化を楽しみたい方
に是非ともお奨めします。
当店で取り扱っております幅30mm以上のバックルでしたら、全て装着が可能です。
乗馬用の馬具として長く使われて来たのがサドルレザー(鞍の革という意味)使い込むほどに何とも言えない独特のアメ茶色やツヤが出て、愛着が沸くの がこのサドルレザーの特長です。 天然皮革ですので、革の表情は牛によってまた部位によって異なり、同じ表情の製品を2つと作ることはできません。 サドルレザーは繊維の密度が非常に濃いので、きちんと手入れをすれば一生使う事が出来ます。 使い始めは固く無骨な革も使い込むほどに、繊維が少しずつほぐれて徐々に柔らかくなり 身体になじんでいきます。 また、日光や手の脂などを吸うことにより、使い始めには明るい色だったのが、深い色合いへと変化していきます。 なんともいえない深い色艶に変化する様子はまるで革を育てているような感覚です。
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