kawasaki Z用 リプレイスピストンです。
メーカーはアメリカの老舗JEピストンです。

ボア72mm、圧縮比8.5:1です。
ノーマルに近い圧縮比なので、ノーマルに近いフィーリングでカスタムもしくはエンジンリフレッシュしたい方におすすめです。

アメリカから個人輸入しましたが、当面使う予定がなさそうなので出品します。
日本ではベビーフェイスさんなど取り扱いがあるJEピストンですが、この圧縮比の取り扱いはありません。

為替とインフレの影響でとても金額が高騰してます。
新品で購入すると15万円ほどしてしまうので、お買い得だと思います。

必要な方にお譲りします。

以下参考まで




JEピストンとは

■JEピストンとは?
 JEは60年以上の歴史を持つ、アメリカの鍛造ピストン専業メーカーです。 創業は1950年。当初は4輪用のピストンを数多く手がけ、その高性能ぶりは、やがてNASCARやドラッグレースで広く知られるところとなりました。 現在では、NASCARでほぼ100%のチームがJEピストンを使用し、400メートルをわずか4秒台で走り抜けるNHRAトップフューエルクラスでも、数多くのチームがJEピストンを愛用。 さらにはインディーカーに搭載されていたGM製オーロラエンジンにも、純正指定されていました。
 もちろん2輪でも数多くのトップ・ドラッグチームがJEと共に数々の栄冠を獲得。 またAMAレースでも多くのトップコンストラクターに支持されています。 これらすべての事実が、超高温&超高負荷という過酷な状況下におけるJEの抜群の信頼性、そして驚異のハイパフォーマンスを証明しているのです。

■JEピストンの素材
 JEピストンの特長は、まずその材質にあります。JEでは、鍛造ピストンの素材に一般的な4000番台のシリコン系アルミニウム合金ではなく、A2618と呼ばれる合金を採用。 これは、あらゆるアルミ合金のなかで最強の高温強度を持つ素材です。 JEはこのA2618を熱間鍛造し、丁寧な熱処理を施したのちにピストンの素材として使用しています(一部例外として、4000番台のアルミニウム合金を使用したピストンもあります)。

■加工法と仕上がり形状
 それ以上に特徴的と言えるのが、ピストンの加工法と仕上がり形状です。 通常、ピストンは熱分布の関係上、末広がりなテーパー形状となっていますが、厳密には円周上でも熱分布が微妙に異なっているため、その熱分布に合わせた形状に仕上げることが理想とされています。
 具体的には、熱分布の高い部分ほど合金が大きく膨張しますので、運転温度時の形状を真円とするためには、冷間時の仕上がり横断面形状を前後に長い楕円状としなければなりません。 とくにJEピストンに使用されているA2618には、4000番台シリコン系アルミニウム合金よりも熱膨張率が大きいという特性があり、この加工が必要不可欠となります。 ところが一般的なNC旋盤では金属を楕円形状に削ることは不可能でした。このためJEでは、楕円機と呼ばれる特殊なNC旋盤を導入、この問題をクリアしています。 もちろんこれは、ピストンの熱分布に関して膨大なノウハウをもっているJEだからこそ実現できることと言えるでしょう。

■先進の技術が生む、数々のメリット
 こうした先進の加工技術によって、JEピストンは純正ピストンとほとんど変わらないピストンクリアランスで組み込むことが可能となっています。 またピストンヘッドのデザインなども、各機種ごとに燃焼室やバルブ径、バルブアングルなどを細かく吟味した上で設計されており、最適な形状、および圧縮比の設定が与えられています。