瀬戸焼の色絵磁器・大鉢です。

ウブ出し品で、径26.0cm、高さ7.9cm、高台径12.2cmです。

もともと精作の飾り皿(鉢)として焼成されたものでしょうか、ホック付き金属製「被せ網」が施されています。

この「被せ網」、磁石が引っ付かず、一見してアルミ製のように感じますが、一部に緑青が出ていますので、銅成分も含んでいると思います。

こうした金属製の「被せ網」を焼き物に被せ、「飾り皿」として用いるのは、当方の知る限り、既に12~13世紀のペルシャ陶器に見られますので、地中海からオリエント地域の影響を受けているように感じています。

皿の出来映えから、制作年代はオールドノリタケと同じ頃の作でしょう。「オールド系」をお探しの方、いかがでしょう。

入札の前には「必ず」、「くれぐれも」自己紹介欄をお読みになり、入札をお願いします。

※ 「被せ網」に出た緑青を残すため、洗わずに、拭きもせず、そのまま出品しています。ご理解を。