28×19.7㎝

全32丁

【題箋】無し。

【内容】
当時流布していたものとは少し趣の違う『消息往来』もののようで、種々雑多の内容がちりばめられている。

 12丁表【画像6参照】には「手習御稽古」などともある。6丁裏【画像5参照】には「十二支→子丑寅・・・・」もある。

 7丁表には「四拾弐両壱歩弐朱銭六貫九百拾八文」。大きな額の貨幣を「銭」に換算した結果が記されている?
      続いて「味噌」作りに必要な米の量?など。大麦、大豆小豆の名もある。

 9丁表 の「御年始歳暮御祝儀御佛前御香奠鳥目拾疋」は、慶事・弔事に包むお金の額を示している。

    因みに「鳥目(ちょうもく)」は「銭」に空いている「穴」が「鳥の目」に似ているから。「疋」は銭十枚を言い、それが拾だから結構重そう。

 23丁表【画像8参照】  信濃国高井郡中野村御陣屋御代官所支配之村々箕作村枝郷長瀬百姓何右衛門
        笹原 當部? 北野
        中野 極?野 天城・・・・・

 32丁裏 には
      京都 江戸 大阪    南都 長谷寺 吉野
      多武峯 高野山 日光  鎌倉 箱根 御関所

【刊期等】不明

【参考】
 【画像7】は本文(三行書き)を記すための下敷きのようである。

 【画像9】は「一△○」とあり、何かの覚え書き?

※全体的に、経年によるくすみ、汚れあり。
※経年による紙の劣化、変色、斑点状の染み、多数あり。
※梱包材の再利用に努めています。ご理解下さい。