商品は、カフェレオから、2008年に発売された『ウォーバードデスクコレクション Ifイフ 歴史にもしもは禁物だが、もしも間に合っていたならば・・・』より『流星改-2 横須賀海軍航空隊』になります。 ブリスター未開封品になります。外箱とリーフレットは欠品してます。リーフレットは写真に写したカラーコピーを付けます。 タイヤや台座の入ったパーツ小袋もあります。 ブリスターの中で左の水平尾翼が外れてるので、嵌めてやって下さい。水平尾翼は外れやすいの接着した方が良いかも。 箱が無いので、輸送中に潰れない様に段ボールで枠を作ってからプチプチで包んで発送予定です。 デフォルトは『ヨ-251』ですが、写真の様に機番変えの数字がたくさん付属するので、好きな番号に出来ます。 魚雷が付属するので、胴体の下に吊ります。 塗装は実機同様、上面濃緑色、下面グレーで塗装してあります。 ◆趣味の流星 『流星? 97艦攻とは違うのですか?』(by赤城)
空母は艦戦(戦闘機)、艦爆(急降下爆撃機)、艦攻(雷撃機)の3種類の航空機を積んでます。 3種類なので、修理用の部品も3種類分必要ですし、作戦も艦載機の種類によって制限されます。
そこで、急降下爆撃と魚雷攻撃の両方を出来る航空機を作れば、空母艦載機が2種類で済むじゃん。と日本海軍は考えました。 この考え方は正しく、現在のアメリカ海軍では、対空戦闘、対地・対艦攻撃、偵察・電子戦の全部の役割をF/A-18スーパーホーネット1種類でこなしてます。 ところで、急降下爆撃機は敵艦の上で爆弾を抱いたまま急降下するので、強度が求められます。強度が無いと空中分解するから。でも飛行機の強度を上げる為には頑丈に作らなければならなくなり、重くなって速度が落ちます。 雷撃機は、海面スレスレを高速で飛んで、敵艦が軸線に乗ったら魚雷を投下します。なので雷撃機に求められるのは高速性と運動性。 この両方の特性を満たす攻撃機を作れ~。というのが海軍の要求で、1941年に愛知航空機(九九艦爆を作った会社)に対して試作命令が下されます。 5トンの機体で、最高速度555kmを出す為、エンジンは中島の誉(1800馬力)。胴体に爆弾倉を持つため、翼は中翼(胴体の中ごろに翼が付いてる)。 魚雷は爆弾倉に入らないので、胴体の下に吊ります。中翼なのと魚雷を胴体の下に吊る為、胴体を高く持ち上げねばならず、脚が長くなります。脚が長くなると脚の分、重くなって速力に影響しますし、紫電の様に離着艦時の故障や事故が発生する可能性も大きい。あと翼内部の燃料タンクも少なくなります(脚の収容部分が広くなるから)。 ので、流星では日本機としては珍しく、Ju87の様な逆ガルウィングを持ちます。これで胴体は高く持ち上がるのに、脚は短くて済むとゆー(翼の折れ目の所にタイヤが来るから)。 また空母艦載機なので、発艦時の滑走距離は短く、着艦時の速度はゆっくりという制約がありました。基本、速い飛行機は翼面積が小さいので、離陸距離は長く、着陸速度は速いのですが、流星には、滑走距離100m未満、着艦速度は時速120km未満という制約がありました。 この為、流星では2重スロッテッドフラップ(親子フラップ)を採用。主翼後部のフラップが二段階に折れ曲がるように下がり、速度を落としても失墜しないように設計されてます。 完成した16試艦攻の試作1号機は性能が今一つでした。設計よりも実機が1トン近く重かった為です。そこで設計をちょこちょこ直して軽量化した試作2号機以降の増加試作機が作られます。これが流星11型として採用されます。 本によっては、16試艦攻が流星改として制式採用された。と書いてあったりするのですが、それだとたった1機つくられた試作1号機が流星で、量産型が流星改という事になります。また、試作機の段階から『流星』という名前が決まってた事になり、それは変なので、多分、流星改という名称は誤りです(ハセガワのプラモデルにも流星改って書いてあったなあ・・・)。 紫電と紫電改の場合、正式名称はそれぞれ、紫電11型と紫電21型。紫電21型は紫電11型からの改良機なのですが、形が全然違う為、紫電改と呼ばれました。どっちも制式採用されて量産されてます。なので流星改というネーミングはどう考えても変なよーな気が・・・。 急降下爆撃と雷撃可能で、しかも艦載機! という大変高性能な機体に仕上がった流星ですが、完成した頃には日本の空母は壊滅しており、110機生産された流星は乗せるべき空母が居なくなったので、陸上基地から出撃。日本近海に現れ、東京を爆撃する為に艦載機を飛ばして来る米機動艦隊の迎撃に向かいました。 1/144で全長は7.5cmぐらい。 組立は、プロペラの差し込みと魚雷の取付、タイヤの組立、デカールの貼り付けだけです。 タイヤは部品の差し替えで、着陸状態と飛行状態のどちらかを再現可能です。 台座付き。 写真の1枚目は、ブリスターとパーツ小袋とコピーリーフレット。
写真の2枚目は、見本。
写真の3枚目は、ブリスターの上から機体上面。 写真の4枚目は、ブリスターの裏から 写真の5枚目は、リーフレット(※カラーコピーを付けます)。 |