【詳細】
初版 山田正紀 イノセンス After the Long Goodbye

あの日おとずれた、長いお別れの後…、かけがえのない存在だったひとりの女が消え去った街に、その広すぎる世界に、彼はいた。ほとんどが機械となった強靭な身体をもてあましながら。生きている―いや、生きていられるとはどういうことなのか?話題のアニメーション映画『イノセンス』へといたる、孤独のなか、ただ懸命に何かを求めた男のもうひとつの物語。
映画「イノセンス」へとつながる近未来ハードボイルド。巻末に著者と映画監督押井守の対談を収録。『アニメージュ』連載を加筆修正。


山田正紀 1950年、愛知県生まれ。1974年に中編神狩りで第6回星雲賞を受賞し、作家としてデビューする。以後、精力的に執筆活動を続け、1982年に最後の敵―モンスターのM・ミュータントのMで第3回日本SF大賞を、2002年にミステリ・オペラで第2回本格ミステリ大賞および第55回日本推理作家協会賞をダブル受賞する。SF、ミステリー、ホラー、時代小説など、その作風は幅広い 押井守 1951年生まれ、東京都出身。ラジオ番組制作会社勤務などを経て、1977年、竜の子プロダクション入社。1979年、スタジオぴえろに移籍。1981年チーフディレクターを務めたテレビアニメうる星やつらが高視聴率を稼ぎ、うる星やつら オンリー・ユーで劇場監督デビュー。アニメと実写の両方を得意とする。主な監督作品は機動警察パトレイバー THE MOVIE、GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊、アヴァロン。イノセンスがカンヌ国際映画祭コンペティション部門、スカイ・クロラ The Sky Crawlersがヴェネチア国際映画祭コンペティション部門入りを果たした。2016年、アニー賞ウィンザー・マッケイ賞を受賞。2019年より米国アカデミー会員に。

【出版元】
徳間書店

【状態】
経年劣化により多少の傷みはありますが、全体的には概ね良好です。