出演: 黒木瞳, いかりや長介, 西川峰子, 中丸忠夫, 小松政夫 形式: Color テープ数:: 1 販売元: 電通 VHS発売日: 1995/05/19 時間: 93 分
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全体状態評価「C」・経年劣化「中」・カバーイタミ「中」・レンタル落ち
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松本清張作家活動40年記念事業推進委員会制作第5弾 若いホステスに溺れた中年男の狂気が生んだ事件。 ギャラクシー賞(第29回奨励賞)。 【キャスト】 黒木瞳: 杉田りえ子・・・キャバレー・キュリアスの人気ホステス いかりや長介(2004/3/20逝去): 寺島吉太郎・・・寺島小間物店店主 沖田浩之(1999/3/27逝去): 山口武重・・・りえ子の恋人、バー・ウィンナのバーテン 白川和子: 寺島峰代・・・吉太郎の妻 神津はづき: ともちゃん・・・寺島小間物店店員 斉木しげる: 小間物卸のセールスマン 車だん吉・・・おでん屋 西川(⇒仁支川)峰子: さゆり・・・キャバレー・キュリアスのホステス 吉井丈絵・・・キャバレー・キュリアスのホステス 石井愃一: 久岡・・・スナック・白鳥のマスター 北村和夫(2007/5/6逝去): 石黒先生・・・石黒医院院長 小松政夫: 古賀・・・隣家Aの主人 神田利則・・・隣家Bの少年 石倉三郎・・・不動産屋 中丸忠雄(2009/4/23逝去): 斉木主任刑事・・・表町署刑事課警部補 樋浦勉: 川崎刑事・・・表町署刑事課 中本賢・・・表町署刑事課 八神康子・・・表町署事務員 【スタッフ】 原作:松本清張 脚本:葉村彰子 監督:久世光彦 制作:オフィス・ヘンミ 製作著作:TBS/他 昭和34年春、金を貯め込むだけが趣味という真面目一方の寺島吉太郎が営む小間物屋に、若い女が入って来る。財布を欲しそうに見つめる彼女の様子に、ケチな吉太郎には珍しく、ツケでいいからと財布を渡す。 それからというもの、彼女がいつ店に来るか気になって仕方がない彼は、とうとう待ちきれずに彼女のアパートを訪ねる。 彼女がキャバレー「キュリアス」のホステス・えり子と知った吉太郎は、その後、足繁くキュリアスに通うようになり、次第に彼女にのめり込んでいく。 【黒木瞳がうぶな役を演じてすごく良かった】 キャバレーで働く売れっ子ホステス(黒木瞳)に溺れる中年男(いかりや長介)そのホステスの恋人役が沖田浩之、同僚のホステス役(西川峰子)。それまで倹約家だった中年男がホステスを自分だけのものにしようと妻とも別れ入り浸るが、だまされたと知った。ところが心臓発作で死亡してしまう、特に持病はなかったので病死との医者の見解だが刑事は風呂におがくずが残っていたので不思議に思っていた、また近所の人の話ではいつもと違う時間に風呂が炊かれていたとの不審な話、同僚のホステス話では恋人と新しい店を買う契約をしたなど、の情報も出てきた。はたして中年男は病死なのか殺されたなのか?もし殺人なら病死と思わせるトリックは? 黒木瞳といかりや長介が好演していて、恋人(沖田浩之)が氷を自転車で運ぶのがヒントです。 【人生なんて】 タイトルのクレジットに松本清張作家活動40周年記念とある。松本清張は41歳の時にデビューした遅咲きの小説家であるから40周年となると清張81歳の時に放送されたテレビ番組となる。(実は放送された翌年に清張は82歳でこの世を去っている)演出は久世光彦。 物語は、遊びを知らない中年男性が、水商売に従事する女性にいれあげ身を破滅させてしまう話。その中年男性の役をいかりや長介が好演している。ルックス的にもいかりやは、無骨な感じがするし、お世辞にも女性にモテるタイプには見えない。役柄のようにケチケチ地味に金をためていく街の商店のオヤジにピッタリである。一方、男を狂わせてしまう魔性の女を演じたのは黒木瞳、まだ当時は若さが目立ちます。彼女の透明性を持った存在感は、濃厚で匂いたつようなエロティシズムを感じることはできないけれども、透明なあるいは清潔なイメージが逆に捕え所のないギャップとして、男の理解の範疇を越えた謎めいた部分として惹かれるのかもしれない。あるいはいかにもといったタイプでは男の側がたじろいでしまい、そこに向かうことをしなかったかもしれない。透明感があったからこそ、溺れてしまうというこのなのかも知れない、そうも思えたのである。 いかりやが黒木の魅力に陥るきっかけを意味しているショットで、久世は二つを用意している。一つは黒木が始めていかりやのお店に来店した時の彼の視線、その方向は彼女のうなじに向けられていた。そこでいかりやは無謀にもお店の商品をタダで渡してしまう。もう一つは、女が気になるいかりやは、彼女が住んでいるアパートに訪問し運よくその室に上がった時、彼女のヒップラインに同じく視線が向けられていた。そしていかりやは女の店に通うことになるのである。男が女の肉を感じ取る欲望としての視線である。清張の小説を事前に読んでいて、映像化された場合、主人公の中年男が女に溺れていくのをどう描くのかなと思っていたのだが、久世による男の無意識の欲望を象徴した先のような視線の演出には、男としては日常的に思い当たるふしもあるためわかりやすいことと、その視線のほんの些細な動きの先の先に架かっている欲望の橋を渡るか渡らないかという行為の選択が、新たな展開を生むか否かの分かれ道になるはずに違いない。男は無意識にその橋に向かっていった。そんなもんだと思う。人生なんて。 黒木瞳は、当時の番組についてasahi.comの記事の中に以下のように語っている。“「黒い画集・坂道の家」は、宝塚をやめて5、6年ほどたった頃でした。キャバレーのホステスという、それまで多かった品行方正な女性とは異なる役柄でもありました。そのため演じるにあたって、久世監督に芝居のイロハから教えて頂きました。たとえば、「姿勢が良すぎるから猫背にしろ」とか、「座る時は必ず拳が一つ入るぐらい足を広げておけ」とか。それを元に女の中の究極の意地の悪さや、執念深さを演じました。”松本清張展を開催した世田谷文学館は、2009年の9月にはその久世光彦展を企画している。 |
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□備考詳細□ SA~Eまで7段階評価。「´」で下降修正(たとえば「B´」だとCより上B未満という具合) 基本ラインとして「C」ランクを中古屋においてる程度とします。 各状態詳細「激重→大→中→小→微小→なし」(右にいくほど状態良好) SAは「新品ビニールラップ・未読未視聴」。Sは「新品・数読視聴程度」とします。 当方が基本的に扱うのはオークションお取引品、中古屋流通品、友人よりの譲りもの がほとんどですのでSA・Sランクはあまりないと思ってください。 |
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