スパイク 〈上・下〉 (1983年) (ハヤカワ文庫―NV) 文庫
アルノー・ド・ボルシュグラーヴ (著), ロバート・モス (著

アマゾンの書評より
ベスト500レビュアー
5つ星のうち5.0 韓国の近年の堕落というか、民主主義が衰弱していくさまは、アルノー・ド・ボルシュグラーヴ、 ロバート・モスの『スパイク上下』 (ハヤカワ文庫)を想起させる。
2019年1月14日に日本でレビュー済み
韓国の近年の堕落というか、民主主義が衰弱していくさまは、アルノー・ド・ボルシュグラーヴ、 ロバート・モスの『スパイク上下』 (ハヤカワ文庫)を想起させる。
(こんな内容)→『スパイク(上)』→西側諸国のマスコミと政府主要機関を操り、兵器によらぬ世界制覇を実現する---ソ連が編み出したこの恐るべき戦略はアゼフ計画と呼ばれた。そしてその計画のもとに、KGBは西側のマスコミ関係者と完了に接近、巧みに協力者を作り上げていく。新進ジャーナリストのホックニィもKGBの魔手にかけられた一人だった。極秘情報を与えられた彼はCIA批判の記事を次々と発表、防護部長を自認にまで追い込む。だが、やがてその防護部長から知らされたのは、衝撃の真相と意外な協力者たちの名前だった! 全米に騒然たる話題を提供した迫真の大型スリラー。
『スパイク(下)』→ソ連の巨大な陰謀を知ったホックニィはヨーロッパへ飛び、秘かに調査を開始する。だが待っていたのは、死の危機と愛する女性の死だった。怒りを胸に、彼は調査の結果を記事にせんとするが、新聞社の反対に会い、その道は閉ざされてしまう。不屈の闘士を燃やす彼は英米仏の情報局、さらにモサドの協力を得て、驚くべき秘密作戦を実行に移した! 戦火のヴェトナムからアメリカ、ヨーロッパの大都市までを結ぶ巨大な罠の恐怖---第一線で活躍する気鋭のジャーナリスト・コンビが、最新情報を駆使し、壮大なスケールで描き上げたベストセラー巨篇。
30年以上前に読んだ本で記憶が薄れているが、(こんな内容)にあるとおり、アメリカの言論界にソ連の魔手が忍び寄り、徐々に「容共リベラル化」していく。一部の「反共リベラル」の言論機関も徐々に衰退。ソ連の言いなりになるアメリカになっていく。「西側諸国」「アメリカ」を「韓国」(そして「日本」?)、「ソ連」を「北朝鮮」(そして「中共」?)に変えれぱ、現在、この瞬間のアジア情勢にも通用するではないか。
当時、この本を読んだ時、「リーダーズダイジェスト」みたいなところが、頑張って…という記憶が残っている。しかし…。この前、アメリカの雑誌事情に詳しい人に聞いたところ、「アメリカのリーダイも駄目。今の文春みたいになってしまっていますよ」とのことだったが……。さてはて? 「リーダイ」(日本語版)は好きな雑誌だったけど…。「スパイク」の「スパイ」は「スパイ」にも繋がる暗喩。
「レーダー照射」にしても、フェイクを主張する韓国政府を手厳しく批判する言論機関も韓国にはほぼないようだ…。文在寅による北朝鮮との宥和政策に警鐘を鳴らすメディアもあまりないようだ。
そんな韓国を的確に、手厳しく批判すると「ネトウヨ」だとみなして、事実上、フェイクニュースを垂れ流す側を擁護する「自由の敵」が日本国内にもウヨウヨというるようだ。「サヨウヨ」? これら「自由社会のダニ」は、「言論の力」で「スパイク」して、退治するほうが大事では?
刊行直後、この小説は、アメリカの国防機関のテキストにも採用されたとの報道を当時読んだものだ。
北朝鮮に主体思想に共感を持つ左翼人が韓国政権内部に浸透もしており、マスコミの多くも反日は無論のこと、反米的、親北派となっている韓国の現状を想起させる。
クーデタか、次期選挙で保守中道派の候補が多数当選でもしない限り、もはや韓国は消えていくしかあるまい。明日は我が身というか‥。「他山の石」と見るしかないのだが‥。

+ + + この商品説明は オークションプレートメーカー2 で作成しました  + + +
No.111.001.009