ご存じ、赤かぶ検事が光文社文庫に初登場。しかもシリーズ初の長編書下ろしで、名推理。赤かぶ検事と行天燎子警部補は、出張の帰途、信州・更埴市の「あんずの里」に立ち寄った。二人はそこで、髪をバッサリ切られた若い女の変死体を見つける。一方、松本で、その女の髪の毛を用いた京人形が、男の他殺体とともに発見された。人形をめぐる奇怪な連続殺人。