“現職の刑事、わが子の誘拐犯を刺殺!”十津川警部が片腕と頼む亀井が絶体絶命の窮地に陥った。人気の特急で釧路へ向かう途中に息子を奪われ、犯人の指示でジュースを飲んだ途端、意識不明に。気づけば血まみれのナイフを握っていたのだ。死んだ男女には黒幕がいるのではないか。十津川の孤独な闘いが始まった。