「語れなかった物語 ある家族のイラン現代史」
アーザル・ナフィーシー / 矢倉尚子 / 白水社
定価: ¥ 3,520

政治家の両親のもとに生まれた少女の生活が、平穏だったことはなかった。「毒親」との確執と、家族を、一族を飲み込んでいく政界の陰謀やイスラーム革命の粛清の嵐…。生の回想録。

「沈黙にはさまざまな異なるかたちがある。……被害者がときに口をつぐむことによって共犯者になってしまう沈黙。私たちが自分自身について、実生活を脚色した作り話を否定しないという沈黙もある。無慈悲な政府が国民のアイデンティティーや自己認識を奪いとって自らのイメージを押しつける手口を理解するよりずっと以前から、私は同じことを私生活で──華族との生活のなかで経験していた。そして被害者が国家の罪の共犯者になりうることを理解するずっと前から、はるかに個人的な文脈で共犯の恥辱に気づいていた。」(本文より)




※ 主に外面(カバーや裁断面)に対してですが、うす汚れやシミ汚れ、小汚れ複数、コスレ、傷やしわ、角やふちのほころびなど、やや強めの中古感があります。汚れはカビではなく付着系のものに見えます。いやな臭いなどもありませんのでカビは無しか、あってもわずかだと思います。ページ内に大きな傷みはありません。




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厚3.1
語れなかった物語 ある家族のイラン現代史 アーザル・ナフィーシー/著 矢倉尚子/訳