商品説明 |
| 助広大鑑/本間順治/その内容は写真・押型で見る限り全てが正確で選択及び掲列の順序が顔る学問的である/図説越前守助廣史とも称すべきである
昭和58年- 二重箱 限定2000部 360P程度 本間順治・加島進・月山貞一序文 定価35000円 30cm×41㎝の大判です 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。
薫山 本間順治 この度大阪刀剣界で聞こえの高い数田政治、森口隆次両氏の共著『助 廣大鑑』が刊行されることは斯界のために喜ばしいことである。 しかもこの書が関西の出版社の手により刊行されたことも意義があ る。往昔、江戸で新刃銘尽を出版すれば、大坂でその後集を上梓すると いうように、江戸と大坂は競い合って良書を世に送り出していた。真理を追求するに道の一つであるはずはない。これを機会に関西のみならず 日本の各地からさらに多くの研究書が出版されることを期待したい。
この書を見るに、その内容は写真・押型で見る限りすべてが正確であり、選択及び掲列の順序が顔る学問的である。言うなれば図説「越前守助廣史」とも称すべきである。優作だけでなく、資料的なものをも掲 げ、さらには助直を筆頭とする門人及び彼の作風に私淑していると思わ れる包貞、紀充、助隆、正秀等のそれを裏づける作を掲示し、また編年一覧表を加えたことも類のない書となっている。そして大坂新刀の文化 史的背景をよく研究して記述されている論文は、本書の結びにふさわし く、私共としては最も参考となるうれしい一章である。あえて村度する に、鑑識の面では数田氏が、歴史の面では森口氏がそれぞれ主役とな り、両者相和して立派に仕上げた良書として推薦したい。 昭和五十五年一月 (日本美術刀剣保存協会会長・刀剣博物館館長)
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