【詳細】
初版set 山田正紀 チョウたちの時間/贋作ゲーム/ツングース特命隊/最後の敵/地球精神分析記録

チョウたちの時間 1980年5月20日初版 角川書店発行
贋作ゲーム 1983年1月25日初版 文藝春秋発行
ツングース特命隊 1985年4月15日初版 講談社発行
最後の敵 モンスターのM ミュータントのM 1985年5月15日 徳間書店発行 帯付
地球精神分析記録 エルドアナリュシス 1981年1月15日初版 徳間書店発行

チョウたちの時間
少年時代の夏の日、長い髪の美しい少女から手渡された一匹のチョウ…。それが宇宙、反宇宙、時間さえも舞台にくり広げられる人類の命運を賭けた凄絶な闘いに関わっているとは!すべての謎をとく鍵は、ファシズムの嵐が吹きあれる1930年代のヨーロッパを放浪する一原子物理学者の行く手にあった。彼はいったい何を見、どこへ行くのか…

最後の敵
悩める青年、与夫は、精神分析医の麻子と出会う。そして鬱屈した現実がいま変貌する。「あなたの戦うべき相手は、進化よ」…壮大な構想、炸裂する想像力。日本SF大賞受賞の名作

地球精神分析記録
そのものたちの名は『悲哀』『憎悪』『愛』『狂気』、神の姿を形どった四体のロボット。種としての消滅を迎えかけた人類は、いにしえよりの神話をモチーフに、人間を人間たらしめる源―集合的無意識を支えるための偶像として、世界各地にそのものたちを据えたのだ。失った尊厳を取り戻すため、神を殺すべく、四人の男女が孤独な闘いを開始した。極寒の地グリーンランド、灼熱のインド、ギリシア、日本…

山田正紀
1950年、愛知県生まれ。1974年に中編「神狩り」で第6回星雲賞を受賞し、作家としてデビューする。以後、精力的に執筆活動を続け、1982年に『最後の敵―モンスターのM・ミュータントのM』で第3回日本SF大賞を、2002年に『ミステリ・オペラ』で第2回本格ミステリ大賞および第55回日本推理作家協会賞をダブル受賞する。SF、ミステリー、ホラー、時代小説など、その作風は幅広く、意表をつくアイデアと研ぎ澄まされた文章は、読む者に常に鮮烈な印象を与える

【状態】
経年劣化により焼け、シミ、汚れ、カバーにスレ、傷は御座いますが、通読に問題は御座いません。
※贋作ゲームの裏カバーにヨレが御座います。画像をご確認下さい。