サンスイ AU-X1 中古品を修理・整備したものです。

プロテクトは解除されましたが出音できませんでした。修理・整備で正常になりました。
外観には年数なりの細かな傷や汚れがあります。 写真で判断してください。


【入手時】
・ プロテクトは解除されましたが、全く出音せず。 

【修理内容】
・ PowerAmp 両CHの同一仕様の抵抗が4個断線。他の抵抗と品種が異なっていたので部品不良と思われます(ヒューズ抵抗か?)
新品に交換
・ EQアンプ&Flatアンプ用 左CH電源回路にハンダ不良
ハンダを手直し
・ 左CH EQアンプ のトランジスタ 3個動作不良
新品に交換
・ 左CH MCヘッドアンプのトランジスタ1個 動作不良
新品に交換
・ プロテクト回路のLED 点滅用回路のトランジスタ 1個動作不良
新品に交換


【整備内容】
・ すべてのボリュームをアルコール+超音波洗浄 その後接点復活剤を塗布、ガリなし
・ すべての操作SWを分解清掃、スライドSWは分解・端子磨き・接点グリースを塗布。
スピーカーリレー 2個 分解し接点磨き・接点復活材を接点に塗布
・ MC/MM切り替えリレー 2個 分解し接点磨き・接点復活材を接点に塗布
・ はんだ箇所を点検し、微妙なところは盛りはんだ処理
・ 入出力端子磨き
・ 打診(基板を叩いて機能不良やノイズ発生がないことを確認)を実施

なお、修理にトライした形跡があり、ねじの欠品などありましたので、すべてオリジナルに戻しています。


【調整】
・ MCアンプのDCオフセット調整
・イコライザアンプのDCオフセット調整
・FlatAmp部のDCオフセット調整
・Power AMP部の 終段バイアス電流、出力DC Offset調整

【確認内容】
・ TUNER, AUX, TAPE1,2, POWER_AMP_IN-1,2 入力で音出し確認。
   20Hz から 120KHz までの周波数特性がフラットであることを確認
・ PHONO-1,2 入力 は逆RIAAフィルターを通して周波数特性を測定
  ほぼRIAAカーブに沿っていることを確認し、MM/MCとも正常に音が出ることは確認。
・ 8Ω+8Ωダミー抵抗負荷、21W+21W、スイープ信号入力で数時間エージング後、異常がないことを確認

整備後の周波数特性は写真-10 を参照してください。
すべての機能は現状では正常です。

ノークレーム、ノーリターンでお願いします。

なお、年末年始につき発送は 2025年 1月4日 以降となりますので、ご承知おきください。