「ダラ・ヴァレ  カベルネ・ソーヴィニヨン 2002年  750ml」 1本を出品します。  "Cabernet Sauvignon 2002, Dalla Valle Vineyards, Napa Valley"

    ダラ・ヴァレ・ヴィンヤーズは、イタリア人実業家のグスタフ・ダラ・ヴァレ氏が1986年にナパ・ヴァレー  オークヴィルに設立した家族経営の小さなワイナリーです。 1995年にグスタフさんが亡くなって以降は、妻のナオコさんが献身的にこのワイナリーを支えています(兵庫県出身のナオコさんは、カリフォルニアワインの様々な事業に貢献し、この地で最も有名な日本人と言われています)。
 
    オーナー夫妻の熱意に施されてワインメーカーとして加わったのが、パーカー氏に「ワイン界のファースト・レディ」、タイムス誌からは「ワインの女神」と呼ばれるハイジ・バレット女史であり(その後、トニーソーター氏、アンディ・エリクソン氏に引き継がれています)、コンサルタントとして迎えられたのがフランスのカリスマ醸造家ミッシェル・ローラン氏です。オーナー夫妻の唱える革新的ワイン造りに、名醸造家と素晴らしいテロワールが結び付いて生まれたカリフォルニア最高のワインがフラッグシップの『マヤ』です。

    オーナー夫妻の娘さんの名前から命名されたマヤは1988年にリリースされ、わずか4年後の1992年に、米国産ワインとして初のパーカーポイント100点満点を獲得し、一躍世界でその名が知られるようになりましたこの為、出品のカベルネ・ソーヴィニヨンはマヤに比べると格下に思われがちですが、(マヤとの違いはセパージュのみ。マヤに比べ、カベルネ・フランが少なく、90%前後のカベルネ&10%前後のフラン。)Wine Advocate誌で最高98点を付けるなど、決して評価が低いわけではありませんそれどころか、今の点数は過小評価されている可能性もあります。出品の2002年カベルネ・ソーヴィニョンはパーカー氏が2005年に92点と評価しましたが、2012年に97点と大幅に上方修正して「7年前の点数はひどく過小評価したものだった」と反省しています。そして再評価での飲み頃は2017年~2042年。恐るべき長熟型です。

    ダラ・ヴァレの Winemaker Notes によれば 「2002年は神の祝福を受け、良く熟し、凝縮した葡萄が収穫できた。葡萄の生育期は天候に恵まれ、特に葡萄が熟す9月と10月は申し分のない日々が続いた。タンニンが熟し、偉大なワインの特徴であるグリセリンを多く含む「とろり」とした食感を備えている。凝縮した香りといい、口の中でワインを転がしたときに感じる酸味、アルコール度、果実味といい、狙い通りのものとなった。ほろ苦いチョコレート、ラズベリー、ココアバター 、クロスグリ、あとかすかに黒胡椒と燻製、ミントを彷彿とさせる風味がある。グリセリンが多く「とろり」としていて甘味すら感じる。飲み干した後の余韻は長く満足できるレベルだ。フレンチ・オークで20ケ月熟成(新樽比率70%)。セパージュはカベルネソーヴィニヨン90%、カベルネフラン10%。」

   パーカー氏は出品の2002年VTに対して、2012年6月、次のコメントと共に97点を与えています。
   「世間をあっと言わせたダラ・ヴァレのカベルネ2002年はオークヴィルの回廊(フロア・ヴァレーにあるラッドとスクリーミング・イーグルを見晴らす東側の斜面)にある自社畑の葡萄(CS:90%, CF:10%)から造られた。濃いルビー色、紫色で(10年経過していながら)4~5年しか経っていないようなアロマと香りがする。あと5~10年はセラーで寝かせる必要があり、20~25年以上キープしておくべきだ。将来(100点満点のマヤと共に)品質の面でナパヴァレーが黄金期を迎えた一例となるだろう。それぐらい素晴らしいワインであり、偉業を達成した感がある。未だ若々しい2002年カベルネは、甘いリコリス、クレム・ド・カシス、香料、黒鉛のアロマを放ち、将来が楽しみな要素に満ち溢れている。予想される飲み頃は 2017年~2042年。

現在、地下室に設置してあるドメテック ワインセラー Silent Cave にて保管しております。
入金確認後に「ゆうパック」着払い にて発送させて戴きます。
ご希望の方には贈答用の箱に入れて発送致します(別途箱代200円)ので、別途、出品中の化粧箱をご落札ください。
多くのワイン好きの皆様からの入札をお待ちしております。