商品説明 |
| 文龍・名物裂鑑・金銀襴/小堀宗慶/これほど内容の豊かな資料的価値の高い名物裂の書物はかってなかったといっても過言ではない・文竜を全て収録
昭和61年 358P 定価20000円 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。
遠州公自身が「文竜」と箱書された裂手鑑は、江戸時代初期までに渡っていた舶載染織の見本 帳ともいえる貴重なものといえましょう。もちろん江戸初期の編集ですから、裂の名称も後世の ように多種になっておりませんが、名物裂製作年代の編年的考察の上で重要な資料といえます。そして宗慶宗匠はこの裂手鑑を考究の基本にして名物裂を研究されたのです。
「染織研究の先学山辺知行先生は、その監修になる『名物裂』 の文中で、「名物裂と名のついたものは、少くとも茶人達のきびしい鑑識眼によって濾過されたもの、つまり「眉」がないという ことが言えると同時に、年代の古いものが非常に大切にされて来たことが認められる」と述べておられます。名物裂というものは、元来は茶の湯とかかわりなく珍貴な染織品として舶載された ものですが、それが茶の湯の道具となった絵画、墨蹟の表装や、茶入、茶碗などの仕服や包みな どに用いられることによって、おのずから茶の世界のものとなり、山辺先生が言われているよう な特種な存在と化したのです。
したがって流祖遠州公作製の裂手鑑『文竜』 がお手許にあり、御自身現代もっとも御道具に造 詣の深い宗慶宗匠は、名物裂の研究者として、この人を描いてないといっても過言ではない方と いえましょう。しかも宗匠は決して茶方にありがちの独善的な姿勢ではなく、現代における染織 学の成果も踏まえつつ、茶の世界からの視点で名物裂を捉えて編述されています。 内容は現存する代表的な古金襴一八一種二○○枚を図示し、その一つ一つについて由緒、作行きなど密度の濃い解説をつけておられます。そして末尾に『文竜』を全て収録して本書を構成しておられます。『文竜』が公刊されるだけでも名物裂の研究にとって大きな出来事ですが、それに 加えて数多くの優れた資料による図版構成によって、目でみる図集としても大いに楽しむことが できるように編集されています。
私はこれほど内容の豊かな資料的価値の高い名物裂の書物はかってなかったといっても過言ではないとおもいます。なお本巻には「金襴、銀欄」が収録されていますが、後日「緞子」や「間 道、錦、更紗」も刊行の御予定の由、その三部作を得て、名物裂の研究は新らしい段階に入って ゆくにちがいなく、その大成を心から念ずる次第です。
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もちろん読む分には問題ありません。259392旧 |
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