【詳細】
初版帯付 二階堂黎人 奇跡島の不思議 角川書店刊

1996年11月25日初版 角川書店発行

孤島、奇跡島。昭和初期、名家の娘の手により享楽の館が築かれたが、彼女の不可解な死以来封印されてきた魔島。そこに眠る膨大な美術品を鑑定するために島を訪れた美大の芸術サークル。彼らを出迎えたのは凄惨な連続殺人だった。脱出不可能のパニックのなか、メンバーは自ら犯人を探し始める……。これぞ、本格推理小説! 著者が全霊を込めて取り組んだフーダニット犯人探し。厳密な論理と巧妙な道具立てで読者に挑戦する意欲作。

二階堂黎人
1959年7月19日、東京都生まれ。1990年に第一回鮎川哲也賞で「吸血の家」が佳作入選。92年に書下ろし長編『地獄の奇術師』を講談社より上梓し、作家デビューを果たす。江戸川乱歩やJ・D・カー、横溝正史の作品を現代に再現したような作風は推理界の注目を集めた

【状態】
経年劣化により若干の焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、全体的には概ね良好です。